どうも床下です。
そういえば先日30歳になりまして、良くある話ですが「思い描いていた30歳とは違うな〜」と思うなどしました。
スターウォーズエピソード7を観た時くらい拍子抜けでした。
ところで、このブログは設立されてから6年になるみたいです。6年?!?!?!?
最初に投稿した自分の記事を見ていると何とも言えない気持ちになります。
500日のサマーを観た後のような心臓がキュッとする感じです。*1
前座は置いといて、本題に移ります。前回の続きです。
前回のあらすじ
アメリカ旅行を企画した床下一行は準備を入念に済ませた。
しかし、味方のHPを奪う「0次会」を床下が発動したことで旅は最悪の状態からスタート。
京成線の思わぬ停電遅延を難なく切り抜けて飛行機へ搭乗するも、予想以上の居心地の悪さに既にグロッキー気味。
窓から見えるアメリカ大陸は一体私たちにどのような洗礼を浴びせるのだろうか……。*2
1日目【空港〜レンタカー屋】
■Nice landing !!
約10時間のフライトを終え、遂にLA国際空港(LAX)に降り立ちました。
浮腫みでパンパンの足では靴を履くのも難しく、歩く時も独特の浮遊感を感じました。
余談ですが帰国後に「フライトきつかった〜」みたいな話をすると「そんなんじゃヨーロッパ行けないよ〜?笑」とか海外マウントを取ってくる輩がいますよね?
え?いない?俺が海外童貞だから?
ともあれ、現地時間8時半、ようやくアメリカの地に降り立ちました。
■最初に感じたこと
●匂いが違う
これは巷で良く聞く、国によって漂う匂いが違うという話ですね。
アメリカは何というか、ちょっと乾いた匂い(エアコンの匂いかも)と、あとは全体的にどこも甘ったるい香水くさいですね。
●何か暗い
空港内、暗くない?全体的に薄暗くて、あんまりWelcomeムード無いなと思いました。
後から日本の空港と比べて気づいたんですが、たぶん窓が少ないからですね。
至るところの空間がやたらビッグサイズなのに窓は少ないから、光量が足りてない感じです。
●寒い
エアコンをこれでもかとフル稼働させているためか、めちゃくちゃ寒い。
そもそも当時のLAの気温を調べてみると最高気温25℃、最低気温15℃程度という何なら冷房いらんだろ状態にも関わらずこの所業。
アメリカは何かと両極端という話は聞いていましたが、まさかここまでとはね……。
■ドキドキの入国審査
飛行機を降りるとまず最初に待ち受けるのが入国審査。
奥さんに散々ハードルを上げられた俺はめちゃくちゃ緊張していました。
foreignerはこっちだよ〜とアメリカ国籍以外の人のレーンに通され、列に並んで審査を待ちます。
いよいよ自分の番、とはいえ入国審査は家族単位なので奥さんも一緒なんですが。
そしてアクリル板越しの審査官がお出迎え。
パスポートを渡し、写真撮影、そして指紋採取。
指紋は親指以外の4本をスキャナーに乗せたあと、「Thumb」と言われたら親指を乗せる。
これを両手とも。
指紋採取の際、審査官が「down」としきりに言うのだが「スキャナーに乗せてるのにどうdownすんねん日本語で言ってくれ」とドギマギしてました。
奥さんに解説されて、指を起点に手がL字型になるように下げろという意味であることが分かった。
これらの間、何個か質問をされました。
いくら英語が苦手と言ってもある程度の単語くらいは聞き取れるので意味は分かりましたが、全部奥さんがサラッと答えてしまったので俺の出番は無し、おもひでぽろぽろのたえ子のお父さんくらい終始寡黙なままでした。
多分以下のようなことを聞かれました。
・現金いくら持ってんの?
・何日間滞在すんの?
・食べ物持ってきてねえだろうな?
その後、「Have a nice day」と言われパスポートを返却され、終了。
え、めちゃくちゃ緩くない?あんなに書類準備したのに一つも見せなくていいの?!?!
そんなこんなで、入国審査は全くトラブル無く一瞬で終わってしまったとさ。*3
どうでもいいが、この時俺は思いました。
「今回はアメリカだから英語で聞かれたけど、他の公用語がある国ではどうなんだ?」
調べてみると、現地語で話しかけてくる国もあるにはあるが、基本英語で聞かれるらしい。
特に日本はオモテナシとか言われるだけあってそこらへんは手厚い様子。
仕方ないとは思いつつ、英語圏の人間にちょっとムカついた。
「俺がこんだけ緊張して臨んでるんだからお前らが日本に来た時も日本語で審査受けろよ」と。
■預け荷物受け取り
日本のLCCかつトランジット無しなのでロストバゲージはあまり心配してなかったが、若干は緊張した。
とはいえ、先輩Bがキャリーにつけていたベルトが消失した程度で難なく受取は完了した。
どうでもいいが「意識高い系でアグリーとかコンセンサスとかイニシアチブとか無駄に英語使ってる奴きもいよね〜」と普段言ってる奴も国際線乗る時はちゃんとイミグレーションとかトランジットとかロストバゲージとか言ってるんだろうなと思った。
入国審査と経由地と荷物紛失でいいだろうがよ。*4
更にどうでもいいがロストバゲージという言葉を聞くと俺はいつもロンバケを思い出してしまう。字面が似てるから。(本当にどうでもいい)
■小休止
入国審査と荷物受け取りが思いの外スムーズに終わったおかげで、時刻は9時。
空港近くのレンタカー屋の予定時間は11時なので、大幅に時間が余ってしまった。
女性陣はほぼすっぴんで飛行機に搭乗したため、トイレでお化粧タイム。
先輩Aも軽装で搭乗していたので、普段着にお着替え。
俺は何も無かったのでトイレの前で荷物番。
その間、空港の天井や道行く人を眺めながらぼーっとしていた。
「俺は今あのアメリカにいるのか」
「アメリカ人から見たら俺はどう見えるだろうか?アジア人は幼く見られる聞くし、とても30歳とは思われないだろうな」
「ビートルズのアメリカの国歌みたいな曲の名前なんだっけ?おにぎりLoveみたいなこと歌ってたよな......。」
とか考えていた気がする。*5
身支度を整え、空港内のカフェで飲み物をテイクアウトし、小休止することに。
この時から最終日まで感じたことなのだが、アメリカのカフェやファーストフード店のメニューが書いてある看板は字がやたら小さくて読めん。
マックとかで購入カウンターの上にメニュー表示されてるじゃないすか、あれの字が驚くほど小さい。
小学生みたいなこと言うが、アメリカ人は目がいいんだなと思った。
目を細めて何とか読み取れたカフェオレを注文したが、ここでまさかの紙ストロー。
おいおい勘弁しろよ、こんなガンガンにクーラー効かしてるくせにストローは紙?
文句を垂れながら飲んでみると味はめちゃくちゃ普通だった。
■レンタカー
小休止とはいえ精々稼げるのは15分程度。
「別にもう行っていいんじゃね?」ということで、レンタカー屋に向かうことに。
各レンタカー会社には空港からシャトルバスが出ているのでそれを利用した。
ついに空港の外に出たわけだが、やはり外の方が暖かい。
アメリカ人は暑がりなんだなと思った。
レンタカー屋に着くと、電光掲示板に予約者の名前と駐車場のブース番号がズラーッと書いてあった。
受付はせず、勝手に駐車場に向かって決められたブースから車を選んで乗っていくみたいなスタイルだった。
日本で言うところのカーシェアみたいなイメージ?
一方、俺の欄にはブース番号ではなく「See Desk」と書いてあり、何のこっちゃと思っていると「あんたSee Desk?こっち来な」と店員に手招きされ、免許証を見せたり簡単な手続きをした。
どうやら初回利用者に限ってはこういう手続きがあるようだった。
手続きが終わると「この駐車番号の車に乗りな、キーは中に入ってる」と言われ、遂に長旅を共にする相棒とご対面。
で、でけ〜〜〜
キャリーもあるし長旅だから特大サイズを選んでいたが、これで右車線左ハンドル?正気?とちょっとビビった。
それもあってLA市街地はアメリカ横断経験のある先輩Aに運転を任せることにした。
今回はここまで。
次回からいよいよドライブ旅が始まります。
本当は1泊につき1記事と思っていたのに、事細かに書くと全然進まない……。
まあ気長に読んでいってください。