問6.マルウェアMiraiの動作はどれか。
ア:IoT機器などで動作するWebサーバプログラムの脆弱性を悪用して感染を広げ,Webページを改ざんし,決められた日時に特定のIPアドレスに対してDDoS攻撃を行う。イ:Webサーバプログラムの脆弱性を悪用して企業のWebページに不正なJavaScriptを挿入し,当該Webページを閲覧した利用者を不正なWebサイトへと誘導する。
ウ:ファイル共有ソフトを使っているPC内でマルウェアの実行ファイルを利用者が誤って実行すると,PC内の情報をインターネット上のWebサイトにアップロードして不特定多数の人に公開する。
エ:ランダムな宛先IPアドレスを使用してIoT機器などに感染を広げるとともに,C&Cサーバからの指令に従って標的に対してDDoS攻撃を行う。
突然どうしたのかと思われたかも知れない。
特定の業界に所属する人間以外からすると意味不明な文字列が並んでいるが、こちらはとある試験の問題文である。
この試験に合格すると、「情報処理安全確保支援士」の称号を得ることが出来る。
情報処理安全確保支援士。
情報の処理の安全の確保を支援する士、である。
正直、この名称は長くてダサいし、そもそも意味不明だ。
他人を支援するだけじゃなくて、お前が、自分の力で安全を確保しろ。
主体性を持つことは社会人の基本である。まったく。
件の試験は昔、セキュリティスペシャリスト試験という名称であった。
こちらは名前の意味が比較的分かりやすい。セキュリティのスペシャリストである。
なぜ「情報処理安全確保支援士」という解りにくく、たくさんの漢字に変換されてしまったのか。
一切の横文字使用が禁止された戦時下の日本を思わせるし、セキュリティスペシャリストの方がかっこいい。
私はセキュリティスペシャリストになりたい。
「情報処理安全確保支援士」に名称変更したのは、独立行政法人情報処理推進機構(これも、長くて意味不明。もしかして同じ人が名前考えてる?)の偉い人たちだと考えられるが、こういうセンスの無さというか、一般人の感覚を持ち合わせていないところがいかにもオタク君という感じである。
名称についてのクレームを入れると、恐らくオタク特有の早口で反論してくるに違いない。
一般人にIT知識が浸透しない理由の一つがITオタク君独特の優越的な態度にあるのではないかと私は見てますね。(オタク特有の早口)
さて、私は遠くない未来に、この試験を受けるつもりだ。(情報処理推進機構さん、ヨロシコ!w)
そんなことはチラシの裏にでも書いていろ、わざわざ共同ブログに意味不明な文章をいきなり投稿するな、断罪すべきキモ・オタクはお前の方じゃないのか?という皆さんの意見も分からないでもない。(でも私はキモオタクではない)
分からないでもないし、ごもっともだし、正直、私もなぜ今この記事を書いているのか自分でも不明である。
恐らく、私は久々に、長めの文章を書き、そして誰かに読んで欲しくなったのかも知れない。
出会いと別れの連続という人生の本質を体現するかのように、集まり、そして自然消滅していった(と、私は思っている)刹那的集団が唯一残したこの共同ブログに、久々に長文を投稿したくなったのかも知れない。
自発的に文章を書き、不特定多数が閲覧可能な場所に投稿するというのは、実は意外とハードルが高い行為である。
ツイッター(現X)やめたらそう思うようになったンゴ。
ツイッターやめたら脳が自動で文章を勝手に考えなくなって、それは良い面も悪い面もあった。
そのことについては、またいつか書くかも知れないし書かないかも知れない。多分書かない。
あと、やめた理由は概ねイーロン・マスクのせいである。
イーロン・マスクはTwitterをXという訳わからん名前に改変し、彼もまた、キモオタクであることが証明された。
さて、冒頭の問題に戻ろう。
キモオタク以外からすると、一見とっつきにくい単語ばかりが並んでいるが、実はこの問題は、IT知識が無くても正しい選択肢を類推することが可能だ。
どういうことなのか?解説していこう。
この問題はマルウェア「Mirai」の動作を問うている。
マルウェアとは、悪意を持って作成された、不正な動作をするプログラムの総称である。
コンピュータウイルスという言葉は聞いたことがあると思う。これもマルウェアの一種である。
「Mirai」というマルウェアがどういったものか不明だとしても、名前からなんとなく「未来」っぽい感じを受けるだろう。
つまり、「未来」っぽい感じがする選択肢が正答となる。
選択肢を上から見ていこう。
まず、「ア」である。
ア:IoT機器などで動作するWebサーバプログラムの脆弱性を悪用して感染を広げ,Webページを改ざんし,決められた日時に特定のIPアドレスに対してDDoS攻撃を行う。
いかにも厨二病が作ったような文章で、改めてこの問題が早口のオタクによって作られたことが分かるが、着目すべきは「決められた日時」という文字列である。
どうだろうか?
「未来」っぽい感じがしてこないだろうか。
「イエベ君、今日の放課後、体育館の裏に来てほしいの。」
今日の放課後、など、日時を指定する場合、前提としてそれは未来の日時である。
ちなみに、私が通っていた高校は荒れており、体育館の裏はヤンキーの喫煙所であった。そして、オタクをボコす場所でもあった。
私は高校時代、手裏剣にハマっていた。
昼休みは、有志とともに体育館裏に通い、桜の木に向かって投擲することが日課であった。(私はキモオタクではない)
ヤンキーにもしばしば出くわしたが、お互い、もはや別の生き物すぎたため、目を付けられることはなかった。
※一度だけ「サバイバルナイフが欲しい。持ってるか?」と聞かれた。
という訳で、「イ」〜「エ」の選択肢に未来っぽさを感じられない場合、この選択肢が正答となる可能性が高い。
それを念頭に置いて、「イ」以降の選択肢を見ていこう。
イ:Webサーバプログラムの脆弱性を悪用して企業のWebページに不正なJavaScriptを挿入し,当該Webページを閲覧した利用者を不正なWebサイトへと誘導する。
相変わらず難解な単語ばかり並んでいるが、重要なのは未来っぽさである。
未来っぽさは感じられるだろうか。感じられないよね。
それどころか「挿入」という一瞬ヒヤリとするというか、え、それってセックスのことですか!!?!て、いいたくなるような言葉が使われている!!!!!
これは問題作成者であるオタクの隠しきれない性欲が問題文に滲み出てしまっているからであり、非常に不愉快である。まったく、これだからオタクは。
これは誤りとなる。
「ウ」の選択肢はどうだろうか。
ファイル共有ソフトを使っているPC内でマルウェアの実行ファイルを利用者が誤って実行すると,PC内の情報をインターネット上のWebサイトにアップロードして不特定多数の人に公開する。
これは、ファイル共有ソフト「Winny」で流行したウイルス、通称「仁義なきキン○マ」の動作の説明である。
※信じられないかも知れないが、本当にこのような名前のウイルスが存在する。私はこのような卑猥な言葉を使いたい訳ではなく、問題作成者であるキモオタクの巧みな誘導によって、このような、口に出すのも汚らわしい言葉を使わざるを得なくなっているということを、どうか理解してほしい涙
なお、中学生の頃、私は小田和正のファンであった。
彼の透き通った声、純粋な歌詞が好きで、「Winny」で小田和正の楽曲を違法ダウンロードしまくっていた。(当時は違法ではなかった。)
その頃、私はまた、メイプルストーリーにも、どハマりしていた。
本来であれば受験に備えなければいけない時期であったが、私にとってはスライムを倒してレベルを上げ、ネトゲ仲間と交流することの方がはるかに重要であった。
家族共用のPCを毎日占有していたため、特に父親はブチギレていた。
さて、ある日、なぜかメイプルストーリーを起動することが出来なくなった。
起動時にエラーメッセージが表示され、ログイン画面まで到達しなくなったのである。
原因は解らなかったが、エラーメッセージをググったところ、セキュリティソフトが通信をブロックしている可能性があるという情報がヒットした。
なぜ唐突にメイプルストーリーがセキュリティソフトにブロックされるようになったのかは不明だったが(今なら分かる)、Yahoo!知恵袋のベストアンサーに書いてあった手順に従って、私は何の躊躇いもなくセキュリティソフトを無効化した。
その後は、なんのエラーメッセージも表示されることなく、メイプ○ストーリーは起動するようになった。無事、その日の重要イベントにも参加することができた。
一件落着であったが、セキュリティソフトの重要性を全く理解していなかった私は、ソフトを無効のままにしていた。
その結果、違法ダウンロードした愛すべき小田和正の楽曲に擬態した、ありとあらゆるウイルスに感染した。
自動でWEBブラウザが起動しまくるわ、「あなたのPCはウイルスに感染しています!助かりたければここに電話!」系の詐欺ページが出まくるわ、最悪の体験をし、最終的にPCは初期化された。
メイプルストーリーは人間を狂わせる、魔性のオンラインRPGだ。
絶対に手を出してはいけない。
中学最後の年のほとんどを「カエデ」サーバー上で過ごした私は、無事高校受験に失敗し、ヤンキー高校に入学した。
なおメイプルストーリー内での私の職業は盗賊で、武器は手裏剣だった。
お察しの通りである。
なんか嫌な気分になってきた。これも問題作成者であるオタクのせいだし、選択肢「ウ」は誤りである。
エ:ランダムな宛先IPアドレスを使用してIoT機器などに感染を広げるとともに,C&Cサーバからの指令に従って標的に対してDDoS攻撃を行う。
なんかよく分からんが、C&Cみたいな名前のお菓子無かっただろうか。くだらん引っかけである。誤りだ。
このように、「イ」〜「エ」は、誤った内容である。
消去法で、答えは「ア」だ。
このように、己の洞察力と論理思考を駆使すれば、IT知識が乏しくても、正解を導けるのだ。
キモITオタクをのさばらせるな。
我々一人一人が、正しい情報リテラシーを持ち、キモオタクの偏向したIT知識に頼らない社会を作るのだ。
そういった社会を作ることこそ、明るい未来につながると私は信じている。
本当に情報処理安全確保支援士の試験対策をしており、不幸にもこの記事にたどり着いてしまった方がいたら、申し訳ない。
向上心が高く優秀なあなたは、この文章を見る前に呆れ、もしかすると怒り、この記事を閉じたはずだが、だとするとこの文章を見ているあなたは何?
とりあえず、この記事に関する全ての記憶を消して欲しい。
そして、以下のような、試験対策のための素晴らしいサイトがあるので、こういった質の良いサイトだけを目にして、聞いて、心と身体を健康に保ち、生活していって欲しい。
https://www.sc-siken.com/s/kakomon/05_aki/am2_6.html
あなたがこの試験にパスすることを心の底から祈っている。