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函館旅行記

どうも床下です。

 

俺は周りの人に比べて割とポーカーフェイスかなと思っているんですが、その実中身は小学生の頃から大して変わってなくて、クリスマスの頃ぐらいにはもう年末年始特有のドキドキ感みたいなのが始まってて仕事が手につかないんですよね。

 

でも他人から見るとポーカーフェイスだから、会社の同僚に「床下さんは年末だってのに黙々と仕事をしますよね」とか言われちゃうわけですわ。*1

卑屈になってるわけじゃないんですが、そういう時にいつも思う、結局人間は他人のことなんて全然理解できないんだろうなと。

 

 

さて、本日は大晦日なわけですが、ドキドキ感があるからと言っても予定があるわけではないので、暇なんすね。

つーわけでこの前函館に旅行に行ってきたのでその時に撮った写真でも供養しようかと思います。

 

余談ですが、俺は写真を撮るという行為自体は好きだけどレタッチ(編集)が嫌いです。

カメラをガチでやってる人だったり仕事でやってる人は写真をraw dataで撮ってレタッチしてみたいな一連の作業を絶対やるもので、俺も一時期はちゃんとやってたんですけど、レタッチってしちめんどくさいし「これって写真本来の楽しみ方なんかな?」みたいに思い始めてました。

 

俺が持ってるカメラはFUJIFILMのやつなんですが、FUJIFILMは「写真を撮ること自体を楽しんでもらおう」みたいなコンセプトのカメラ作りをしていて、撮って出し(raw dataじゃなくjpgとかで無編集で完成形としちゃうこと)の完成度が高いんです。

 

それが自分の性に合ってるなと思って買ったんですけど、最初はデフォルトの状態で撮りまくってました。

でもそれだけだと、シーンによって設定が合う時と合わない時が顕著なわけです。

 

なのでカメラ内の設定のトーンカーブなりホワイトバランスなりグラインエフェクトなりをちょっと勉強して、好みのカスタム設定を初めて何個か作った上で函館旅行に臨みました。

そしたら凄い納得の行く写真が撮れることが増えて、奥さんにも写真を褒められることが増えたような気がします。

もっと早くやっとけば良かったわね。

じゃ、供養していこうかね。

 

 

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カメラの話をしておいていきなりiPhoneの写真です。

函館駅前で一枚。

 


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函館は路面電車が走ってるんですが、その路面電車のホームでの一枚。

函館は奥さんの父方のご実家があって、奥さんも住んでた時期があるんですが、奥さん曰く「函館は作られたノスタルジーじゃなくてガチのノスタルジーが凄いよ」という話だったので何となくノスタルジーに合うのは暖色かなと思って色温度高めの設定にしました。

東京から近いところだと熱海とかは割とノスタルジックなんですが、最近は昭和レトロブームだなんだでそれにかこつけたお店や宿やカフェが結構あったり、若い人がノスタルジーを感じに結構訪れている印象です。

対して函館は、事前にカフェなどをネットで調べてみたんですが、もう本当にオシャレな店が無いんすよね。

 


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函館発祥の回転寿司、函太郎。(はこたろうではなくかんたろうです)

イカが美味かった。

イカなんて高くても安くても一緒じゃない?」と思われがちな気がするんですが、いや全然違いましたね。

イカ凄い。

 


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六花亭路面店

函館市内は本当に寂れていて、俺が生まれる前からあるんじゃないの?みたいな風貌の建物ばかりなんですけど、そんな中に一際目立つ現代的でオシャレな建物をあなたが見かけたとしたら、それは六花亭路面店です。

勝者の風格って言うんですかねえ?

ちなみに知らない人のために言っておくと六花亭は北海道発祥の老舗のお菓子屋さんで、一番有名なのはマルセイバターサンドでしょうね。

バターサンドに関しては全国どこでも手に入るレベルなので見つけたら是非買ってみてね。

ちなみに発祥の帯広市ふるさと納税すると六花亭のお菓子詰め合わせが貰えるのでオススメです。

宮城の萩の月、東京の東京ばな奈、三重の赤福、福岡の梅ヶ枝餅、まあそんな位置付けです。

 


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六花亭は基本的に焼き菓子なんですが、路面店にはカフェが併設されていて、生菓子やアイスを食べることができます。

寿司をたらふく食った後にスイーツをたらふく食ってしまい、俺は肉ダルマになりました。

 


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五稜郭タワー

色のせいで青空かと錯覚しますが、超曇天でした。

五稜郭は星の形をした城郭で、この五稜郭タワーに登ると星の形を確認することができます。

それぞれの先っちょに砲台付きの要塞を設置すると、死角なく反撃できるからということで星型らしいんですが、結局予算の関係で1箇所しか要塞を設置できなかったという本末転倒この上ない不幸なお城です。

ちなみに五稜郭タワーは登りませんでした。

 


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五稜郭タワー1Fのイルミネーション。

1Fまで行ったなら登れよっつー話ですが、もう外は暗かったんで、「いいかな…」となりました。

 


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城郭のイルミネーション。

いや、イルミネーションやってるなら暗くても登れよっつー話なんですが、それはその通り。

 


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JR函館線の運転席。

五稜郭タワーから五稜郭駅まで歩き、JR函館線で函館駅近くのホテルまで戻りました。

ちなみに五稜郭タワーから五稜郭駅は歩いて30分ぐらいかかる名前負けの駅なので、初めて行く方はお気を付けて。

この日は気温も氷点下を下回り、そこそこ地獄でした。

 


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2日目、函館港の赤レンガ倉庫近くにそびえ立つクリスマスツリー。

暖色系ばかりで飽きてきたので寒色系の設定で一枚。

 

 


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赤レンガ倉庫と侵入を試みるサンタ。

こんな近場に複数のサンタがいるのは完全にサンタ運営側のオペレーションミスだと思う。

QC(クオリティコントロール)をきちんとしろ。

 


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北海道ローカルのコンビニ、ハセガワストア

店内でやきとり弁当を作っており、店の外はやきとりの匂いが充満している。

これが美味いんすわ。

ちなみに北海道の「やきとり」は豚肉を使用しています。

意味が分からない人は調べてね。

 


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函館港。

今回の旅行は終始曇天だったんですが、函館の寂れ具合に良く似合っていて割と良かったです。

 


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今回の旅の目的として、奥さんの父方の先祖のお墓に挨拶をするというのがあったんですが、そのお墓近くの景色。

目の前に海が広がっていてきれいで、奥さんはもう俺の家の苗字になっちゃったんですが、「こっちに埋めたろか」みたいな話をしました。

 


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函館のローカルハンバーガーショップラッキーピエロの店内。

ラッキーピエロ函館市内に店舗がたくさんあって、コンビニより多いんじゃないのってレベルであるんですが、店舗ごとに装飾のコンセプトが決まっています。

この店舗はクリスマスやサンタをコンセプトにしているお店なので、店内はこんな感じでした。

 


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函館市内の商店街通り。何もやっていない。

 


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教会。

函館は港があることもあって、古くから外国人の寄港地として栄えてきました。

だからキリスト教の教会がたくさんあります。

元々教会って興味無かったんですが、よく考えれば京都に寺社仏閣見に行くようなもんだなと思うようになってから、同じような感覚で教会を見学するようになりました。

自分の意識を変えるだけで楽しめるものは増えるもんですなぁ。

 


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坂。

奥さんは坂がある街が好きなんです、広島の尾道とか、兵庫の神戸とか。

函館は函館山の麓がそんな感じです。

 


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路面電車

今回初めて流し撮りというやつをやってみました。

速度が遅くて逆に難しかった。

 


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赤レンガ倉庫にある有名な洋菓子店、スナッフルズのカフェ。

歳を取るにつれてスイーツ好きになっていく。

 


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赤レンガ倉庫。

今まで写真を撮る時ってシャッタースピードとか気にしたことなかったんですけど、人をブレさせるだけでなんか良い感じになりますね、コンプライアンスにも配慮できるし。

 


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タクシー。

 


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函館山の麓の坂にある観光地、八幡坂とそのイルミネーション。

 


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ブレ奥さん。

結婚式の時のカメラマンがブレ撮りを割と推してる人で、今回真似して結構ブレさせました。

自然な感じでブレさせるのって意外とむずいね。

 


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レンガがヨーロッパっぽいのに標識がガチガチに日本でミスマッチだなと思って撮った写真。

 


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帰る日のホテルからの一枚。

この時だけ奇跡的に晴れていて、10分後には猛吹雪でした。

函館山の頂上にある展望台がスターウォーズっぽくて良いねという話をした。

スターウォーズを観てたとしても上記の意味がよく分からない人だっていると思うんですが、こういう感性が合うのって良いよなとしみじみ思うなどした。

 

 

ちなみに北海道に行ったことがない人には感覚がよく分からないかと思うんですが、函館は主に地理的な問題で「函館に行こう」と思わないと行けない土地です。

「せっかく北海道に来たし、やっぱり札幌と函館はマストだよね」みたいな感覚でいると痛い目を見るのでご注意ください。

 

何か、函館がこんだけ寂れているのはそういう事情もあるんじゃないかなぁと思いました。

最終日のホテルのロビーにある新聞で見かけたんですが、2022年の函館市の出生数は1000人を切ったそうですよ。

こんなに名の知れた土地で1000人以下?!

調べたら函館市の小学校の数は40らしくて、単純に割ったら1校あたりの1学年の人数は25ですよ。

後から入ってくる人がいるにしたって、少ないよなぁ。

今は東京一極集中というか、都会にばかり人が集まってしまって、何だかなぁという感じですね(かく言う自分も都内在住なわけですけども)

 

まあ、以上です。

何やら悲しい感じで終わりましたが、皆様良いお年を〜。

*1:や、まあ、黙々と仕事はしてるんですが