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アメリカ旅行記その22

どうも床下です。

 


俺の勤務先は駅から住宅街を10分ほど歩いた先にあるんですが、その通勤時に毎朝出くわす小学生がいるんですね。

この勤務先になって1年くらいなので、1年間出くわしてる感じです。

ちょうど俺が家の前を通るぐらいのタイミングでその子が玄関から出てくるんですけど、この1年間、毎朝絶対にその子の両親はその子の姿が見えなくなるまで登校を見送ってるんですよね、窓から体を乗り出したり、道路に出てきたりして。

いや、そんなことありますか?と。

いくら我が子が可愛いとはいえだ、毎朝1年間欠かさず登校の見送りするのは流石に飽きるし、子供側からしてもちょっとうんざりしない?

俺がその子だったら1週間くらいで「いやもういいよ!」ってなりそう。

そんなこともあってか、この前その子が母親に「傘持ったぁ?」と聞かれたときは「こんなに暑いんだから雨なんて降らないよ!」とちょっとイラついて答えてました。

絶対早めの反抗期来てるだろ。

いやまあ、反抗期は置いといて暑くたって雨は降るぞ少年。

 


前回のあらすじ

無事フェニックスからロサンゼルスへ到着し、ホテルで一息ついた床下一行。

海岸沿いのマーケットへ繰り出し、ギリギリでサンセットを拝むことに成功した後、アメリカ最後のディナーへ向かうのだった。


5日目【Los Angeles】

最後のディナー

夕日を見終えた一行はレストランへ向かう。

レストランはタクシーを降りた目の前にあったのだが、夕日を見に行ってしまったため、たった今下ってきた坂道を逆戻りして歩いた。

 

本日のレストランはThe Hook & Plowという入り口が開放的なお店で、大まかにはアメリカ料理の店である。

Googleマップでも口コミ数が400を超えているにも関わらず星4.4とかなり評価が高いため、現地でもそれなりに人気であることが窺える。

どうでもいいですが、海外の人と日本の人では何につけても星の付け方の基準が違う傾向があるという話を聞いたことがある。

日本人の感覚で言うと、可もなく不可もなくくらいだと星3なイメージだが、海外の人はよほど大きな問題点*1が無い限りは大体4〜5らしい。

どっちが良いかというのは置いといて、それで考えるとアメリカで評価が高い店は「とりあえず普通」くらいで考えた方が良いのかもしれない。

 

何はともあれレストランに着き、予約された席に座る。

レストランは人気店と言われている割にはガラガラで、我々の他には2〜3組しか客がいなかった。

というよりは、この時点で付近のマーケットは閑散としてきており、観光客はそこまで多くなかった。

当日は日曜日だったのだが、海外のお店は日曜日に営業しない場合が多いという話も聞いていたので、もしかしたらそれが原因かもしれない。

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ガラガラと書いたがこうして写真で見ると意外といるな。

 

メニューを見ると、確かに大まかに見るとアメリカ料理なのだが、TenpuraとかSoy sauceとかJidoriとか所々に日本の料理や食材名が書かれている。*2

図らずも最終日にして日本のエッセンスを感じるお店に来たわけだ。

適当に料理を何品か頼み、主にカリフォルニア州産で占められているクラフトビールから各々好きな銘柄を頼んだ。

料理はまあ普通に美味かったしビールもまあ普通に美味かった。

長旅からの解放感があったためか、一行はこれまで以上に良く食べ良く飲んだ。

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カキとポキ(言いたかっただけ)。ちなみに宮城県出身のくせに俺は生牡蠣が食えません(牡蠣フライは最近好きになった)。


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クラムチャウダー。ちなみにクラムチャウダーアメリカ発祥って知ってました?


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Furikake fries。普通のアメリカデブポテトやん。


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大量のマッシュポテトと肉。デブ。


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ハラペーニョのカクテル。存外美味い。

 


待ち時間

会計を済ませて外に出ると辺りのお店はほとんど閉まって暗くなっていた。

帰る方法は特に考えていなかったのだが、電車はなく、観光客が少ないせいかタクシーも全くいないため、空港近くまで走っているバスを使うことにした。

異国の地の夜にバスを使うというのは今考えると割とリスキーな気もするが、なにせ当時は恐らくアメリカ旅行中で最も全員が酔っ払っていたため、誰も異議を唱えなかった。

 


バスの待ち時間がそれなりにあったので、レストラン近くのスーパーでホテルで飲む用の酒を買うことにした。

スーパーは相変わらず巨大だったが、店内は全く客がおらず、店員もそこそこヨボヨボのお爺さん1人だけだった。*3

ちなみにアメリカには350 mLのアルコール缶が全然無く、殆どが500 mL缶であったため、あんまり酒に強くない俺は「もうそんなに酒はいらんのだが……」となっていた。

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スーパー。どこの駐車場もイオンくらいでかい。


買い物も終えて時間ギリギリでバス停へ向かうも、しばらく待ってもバスが来ない。

もう行ってしまったかもしれないということで、次の便が来るまで一つ先のバス停まで歩いて待つことにした。

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バスを待つ。何気にこんなところにもトレジョーがある。

 

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バス停に落ちてた蟹のカード。蟹のカード?


待ってる間、トイレに行きたくなったので、先ほどのスーパーまで奥さんと戻り、用を足した。

奥さんは俺よりも酒が強く飲んでも全く表情や顔色に変化が無いタイプなのだが、この時はそれなりに酔っていたようで、店頭に並ぶハロウィン用のカボチャを見て「これと写真撮ってくれ〜〜」などとはしゃいでいた。

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奥さんに言われて撮ったカボチャとの記念写真。意味がわからない……。


ホテルへの帰還

俺はちょっと酔いが覚めていたこともあり、「ホンマにバスは来るんか?そして安全なのか?」と若干不安に思っていたのだが、そんな不安をよそにバスは普通に来た。

乗り込むと、またもや乗客は我々しかいなかった。

途中で子供連れのファミリーが乗ってきたのだが、なにやら運転手と言い争っている?ように見えた。

俺は酒も入り英語を聞き取る能力が完全に0になっていたので全く分からなかったが、メンバーの皆さんは覚えてるんですかね?

そんなこともありつつ、順調にバスは進み、ホテル近くのバス停で降りることができた。

なんか本当に、面白いくらい大きなハプニングが何も起きないな……笑

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バスの中は日本とさして変わらなかったが、椅子が安っぽくて背中が痛かった。


ホテルに着き、ひとまずシャワーを浴びて男性陣の部屋に集合となったのだが、女性陣のシャワーは長いし、俺は眠いし酒はもういらんしで正直寝たかった。

他のメンバーもシャワーを浴びたら割とそんな感じになったようで、二次会は恐らく30分と保たずにお開きとなり、各々眠りにつくこととなった。

 


本日はここまで。

クライマックスなのに文章も旅行の内容も非常に尻すぼみになってきている……結婚式が終わってから執筆意欲の減退が著しいです……。

まあ、次で終わるのでご辛抱ください。

*1:飯がまずいとか、接客が最悪とか、金額が見合ってないとか

*2:天ぷらはもともと日本の料理じゃないぞとか茶々を入れるオタクはいないよな?

*3:何故か鮮明に覚えているが名前はダンだった