どうも床下です。
突然ですが「好きなことを仕事にしたい(してる)人」はそうでない人への理解が足りてないことが多くないですか?
好きなことを無邪気に語ってくる分には別に問題ないんですが、それをこちらにまで求めてくる人が多い印象です。
俺は好きなことを仕事にしたくないというよりは「与えられた仕事の中で好きなことを見つける人」なので「好きでこの仕事してるんじゃないの?」とか「一度の人生だしやっぱり好きなことを仕事にした方がいいでしょ」と言ってくる輩が騒々しくて堪りません。
だって、皆が皆好きなことを仕事にしていたら、誰が会社の帳簿をつけるんだよって話なわけで。(経理に対するど偏見)
まあ、究極言ってしまえば俺は「仕事をしないのが好きな人」なんですけど。(大体の人間がそれはそう)
前回のあらすじ
モニュメントバレーの名所であるフォレスト・ガンプ・ポイントを鑑賞した床下一行。
床下の喫煙イベントも無事終了し、フラッグスタッフへと向かうのであった。
4日目【Monument Valley〜Flagstaff】
■真昼のフラッグスタッフ
昨日通った道をひたすら逆戻りし、昼頃に一行はフラッグスタッフに到着した。
これまでフラッグスタッフ周辺は暗い時間に通っていたために気づかなかったのだが、街の周りは松の木で囲まれており、如何にも高山地帯の様相であることに気づいた。
こんな感じの道
また、明るい時間に来てみると、ダウンタウンの様子も一味違う。
どうやらフラッグスタッフは祭りの時期だったようで、沢山の車と人で賑わっていた。
最初は2日目に車を停めたビジターセンターに駐車する予定だったが空いておらず、ダウンタウンの中にある有料駐車場に停めることになった。
駐車場の使い方に迷う一同
まずはお土産を買うため、ビジターセンターに併設されている土産屋へ一行は向かった。
ビジターセンターはフラッグスタッフの駅舎に併設されており、一画には多くのお土産が売られている。
お馴染みのルート66関連のものから、アムトラックなどの鉄道関連、グランドサークル関連、などなどあったのだが、その中に宇宙関連のブースがあった。
ちょうどその頃、宇宙関連の開発に携わっている友人とLINEしていたので聞いてみると、フラッグスタッフ周辺の荒野はアポロ計画の頃から模擬月面として良く演習が行われているらしく、現在進行しているアルテミス計画についても採用されているようであった。
そして当然のごとく、女性陣のお土産選びがまぁ〜〜〜〜〜長い。
女性の買い物が長いというのは良く聞く話だが、どうしてこうも長いのか。
「これとこれ、どっちがいい?」と聞かれて「どっちも買えば?」か「どっちも同じじゃん」か「俺はこっちの方がいいと思う」と答えはするが、その回答を反映してくれることは基本的に無いし、結局は本人が決断しないことにはどうしようもないし、男性陣は待つことしかできなかった。
ようやくお土産選びも終了し、ダウンタウンの通りの方へと向かう。
2日目の夜に来たときは閉まっていたため分からなかったが、ダウンタウンにはレストラン以外の様々なショップが建ち並ぶストリートがあった。
最初にガラス工芸品のお店に入ったのだが、商品のラインナップが普通のガラス工芸品だけではなく仏教やらヒンドゥー教やらキリスト教やら神話やらに出てくる多種多様のキャラクターのガラス細工があり、おまけに変な日本語の暖簾まであったりで、またもや商魂たくましさや胡散臭さを感じてしまい、そそくさと出ることになった。
その後もアウトドアショップや紅茶ショップなど立ち寄ったが、そこまで目につくものはなかったので見るだけに留まった。
昼間のフラッグスタッフはそこそこ人通りも多く、テラス席で酒を飲んだり料理を楽しんだりする人や、道端で音楽を奏でる人などがいてのどかで賑やかで良い雰囲気だったのだが、ショップに関しては別にこれといった良さを感じることができなかった。
一通りダウンタウンを見て周り満足した一行は駐車場へと戻り、フェニックスへ向かうこととした。
駐車場のすぐそばの道を横切って行った足こぎバス。乗客はビールや会話を楽しみながらバスの動力となり、街をゆっくりと巡っていた。割とパリピ感があった。
街並み。こんな感じで趣深い建造物が多い。
一角にあった壁画。
ストリートにはこんな感じで緑や花が多く、街並みは美しい。
一角にあった面白時計。難易度は低め。
2日目の夜に行ったレストランの入っているホテル。明るい時間に見ると歴史ある建物であることがより深く分かる。
通った時は「大学かな?オシャレだねー」と話していたが実際は地方裁判所らしい。
ストリートの一角にあったリトルフリーライブラリーなるもの。いらない本や雑誌をここに寄付したり、気になる本をここから借りて読んでいっていいらしい。田舎ならではという感じがする。
■4日目のランチ
フェニックスへ向かうとは言ってもまだそれなりに距離はあったため、まずは腹ごしらえをすることにした。
今回立ち寄ったのは「Five Guys」と呼ばれるハンバーガーショップで、奥さんのお父さんから「マツコの知らない世界でこのお店出てたから行ってみれば?」というLINEが届いたのがきっかけである。
Five guysは1980年代にアメリカでオープンしたハンバーガーショップチェーンで、1人の創業者と4人の息子たちで切り盛りしていたことが名前の由来である。*1
1日目に食したIN-N-OUT-Burgerと同様に素材にこだわったメニューであり、一時期は様々な賞を総ナメにすることもあったという。
メニューはIN-N-OUT-Burgerとは異なり、ハンバーガーのほかにもホットドッグやサンドイッチがあるのだが、それぞれの種類は多くない。
というのも、Five guysの売りはなんと言っても豊富な無料トッピングにあり、他の店では大体有料のトッピングも全て無料であった。
公式サイトにトッピングの種類が書いてあるので以下のリンクを確認してみてほしい。
まず、店内に入ってメニューを見ると、これまでと同様に料理の横にでかでかとカロリーが表記されている。
ただ、頼もうと思っていたチーズバーガーのカロリーが980と書いてあり腰を抜かした。
これまでの経験上、レギュラーサイズのチーズバーガーは高くても500〜600キロカロリーに留まっていたのだが、その1.5倍である。
一体どんなデカさのバーガーやねんと狼狽えたが、その理由はパティの枚数にあった。
レギュラーのチーズバーガーはパティが2枚であり、その他にパティが1枚のリトルサイズがあったのである。
要は他の店のビッグサイズがレギュラーという位置付けというラーメン二郎みたいな仕様というわけだ。
俺はモニュメントバレーの糖質たっぷりバイキングが未だに若干残っていたため、リトルのチーズバーガーをチョイスした。
そして肝心のトッピングなのだが、この段階では「Five guysは無料トッピングが売り」「アメリカのハンバーガーはトッピングやソースで自分の好みの味付けにするスタイルが多い」ということを俺は学んでいなかったため、ハラペーニョのみをトッピングした。
この時、店員のおじいちゃんに「お前ほんまにこのトッピングでええんか?」みたいな聞かれ方をしたのは正に上述のことが理由だったわけだ。
Five guysでトッピングを殆どしないのはラーメン二郎で「野菜以外全抜きで」と頼むようなものということだ。
案の定食べると、んん〜〜〜美味いけど肉の味しかしなくて素朴〜〜〜という感じだったので、カウンターに置いてあるケチャップとマスタードをつけて食べると塩味的にちょうど良くなった。
この旅ではもうハンバーガーを食べる予定は無かったので、次のアメリカ旅行の時に必ずリベンジすることを心に刻み、Five guysを後にするのであった。
外観。どうでもいいけどハンバーガーチェーンって赤と白と黄色のどれか2色が入ってることが多いな。
先輩Bが頼んだサンドイッチ(ホットドッグ?)。この人はちゃっかりたくさんトッピングできている。
俺と奥さんが頼んだリトルチーズバーガー。めっちゃシンプル。
先輩Aが頼んだレギュラーチーズバーガー。こっちにすればよかったな……。
本日はここまで。
Five guys日本にできねーかな。