どうも床下です。
ふと思い出した話なんですが、小学6年生の時に隣のクラスで学級崩壊があったんですよね。
俺のクラスは担任が厳しい人だったので割ときちんとしていたんですが、隣のクラスの担任はあんまり威厳がない人で、生徒たちからいつも馬鹿にされていました。
挙げ句の果てに生徒の1人が担任に暴力を振るい、そのケガとショックで休職に追い込まれてしまいました。
ショックは大きかったようで、そのまま転勤になったんですが、転勤の際の寄せ書きに暴力を振るった生徒が「さようなら。」と一言だけ書いていて、子供ながらに俺はそれがめちゃくちゃ怖かったんですよね。
それからというもの、俺は「さようなら。」という一文を文章で使うのをためらう人間になりました。
あの同級生は今何してるのかなぁ。
前回のあらすじ
モニュメントバレーの壮大な景色と瞬く星の撮影に成功した床下一行。
5分という限られたシャワー時間に苦しめられるも、無事3日目の夜を終えて眠りにつくのであった。
4日目【Monument Valley】
■深夜の出来事
コテージは入口から入るとまず大きな部屋にダブルベッドが一つあり、奥の小さい部屋に二段ベッドが一つという間取りだった。
メンバー構成を考慮し、男性組が二段ベッド、女性組がダブルベッドとなり、俺は特に考えもせず二段ベッドの下段で寝ていた。
深夜3時ごろ、先輩Aが上段のベッドから降りる時に階段を若干踏み外した音で目が覚めた。
俺は疲労のせいかめちゃくちゃ寝ぼけており、この時のことはうろ覚えなのだが、先輩Aに「ごめんごめん!」と言われた気がする。
その後、ダブルベッドで寝る女性陣とも少し会話をした後、コテージの外へ出て行ったような気がする。*1
何の会話をしていたかなどは全く覚えておらず、すぐに眠ってしまったため、この出来事の経緯は起床後に発覚することとなる。
■事の真相
せっかくこんな場所に寝泊まりするんだから、モニュメントバレーの日の出も見たいよねということで、朝7時ごろに起床した。*2
昨夜の出来事を思い起こして上段のベッドを見ると、先輩Aの姿はない。
女性陣に聞いてみたところ「暑くて眠れないから車で寝る」と言って出て行ったようだった。
男性陣が寝た二段ベッドの部屋はユニットバスと壁一枚隔てたところに位置しているのだが、どうやらシャワーでこもった熱気がどこかを通して二段ベッドの部屋に移動していたらしい。
俺は全く暑さを感じずに快適に寝たのだが、暖かい空気は冷たい空気よりも上に行く性質があるため、上段にだけ熱気がこもっていたのだろうか。
今回は突っ込んだわけではないし、俺も何も考えずに下段を取っただけなのだが、またしても先輩Aは不幸を被ったわけで、これはもう何というか偶然の類ではないような気がしてきた。
日の出を見ようと外に出るとちょうど先輩Aも来ており、「寝れた?」と聞くと「そんなわけないだろ」と辛そうな顔で返された。
いやほんと、お疲れ様です笑
■モニュメントバレーの日の出
先輩Aの話はさておき、俺は起きた時に窓から見えた景色が壮大すぎて笑ってしまった。
こんなとこで寝てたんか俺は、と改めて思った。
寝ぼけていたので、「六本木ヒルズで暮らすセレブたちも住んだ当初はこんな気持ちなんだろうか」と若干的外れなことを考えたりした。
ちょっと時間軸がズレるが、コテージの窓から見える景色。起きてこんなんだったら笑うだろ普通に。
外へ出ると、昨日にも増して気温は低いが、朝日を拝もうと大勢の宿泊客がいた。
そして、広大な荒野に徐々な日が昇っていった。
ここからは写真でどうぞ。
まずはiPhoneの写真。これで十分きれい。
奥さんのカメラ。
奥さんのカメラは50mくらいの単焦点だったので画角が狭く、ビュートを上手い構図で画角に収めるのに苦労していた。
日の出間近。ブルーアワーに近い。
日の出。良い。
ほぼ火星。奥さんは「鮭の切り身みたいじゃない?」と言っていたが意味がわからない。
■朝食
この旅行ではあまり朝食というものを考えていなかったが、図らずもホテルのプランに朝食が組み込まれていたので、一行は最初に立ち寄ったホテルのフロントがある建物で朝食を摂ることにした。
朝食は簡単なバイキング形式になっており、数種のパンやヨーグルトやデザートとドリンクがあった。
理由はわからんがあるのは糖質系の食べ物ばかりで肉や野菜類が何も無かったのだが、朝食バイキングという言葉は人間の食欲を刺激するのだろうか、結局めちゃくちゃ食べてしまった。
朝食。ほぼ糖質。
■お土産探し
朝食を平らげた一行は隣のフロアにある土産ショップへ立ち寄った。
ショップにはルート66、モニュメントバレー、ユタ州、グランドサークルなどにまつわるグッズの他に、ナバホ族お手製のアクセサリーや雑貨類が所狭しと並んでいた。
ショップにはカウンターが2つあり、ナバホ族が作ったお土産専用のカウンターとそれ以外の商品のカウンターに分けられていた。
ナバホ族への収益は民族全体の資産として計上するのだろうか?
ナバホ族の商品は彫刻、人形、アクセサリー、土地の植物で作ったアートなど、色とりどりだ。
だが俺は買う気が起きなかった。
というのも、元値は結構高価*3なのだが、ほぼ全ての商品に「セール中だから今だけ50%OFF!」のシールが貼ってあるのだ。
多少勘の良い人なら「いやこれ、一年中セールやってるやつだろ」と思うだろう。
俺もその1人で、人間の強かさみたいなのを見せつけられたことですっかり萎えてしまったのだ。
アメリカでは結構こういう商魂たくましさに気圧されて萎えてしまうことが多かった。*4
女性陣は実家へのプレゼント用に商品を買おうと迷っていたのだが、この迷い時間がまあ〜長い長い。
結局、お土産を買ってショップを出るまでに恐らく1時間はかかっていた。
お土産屋に並ぶナバホ族お手製の人形たち。ちょっと怖い。
真ん中にある額縁は地域の植物を乾燥させて押し花のようなもので作ったアート作品のようだった。
お土産屋を出たところで再度パシャリ。太陽の昇り具合からどれだけお土産屋に時間をかけたかが分かる。
■チェックアウト
コテージへ戻ると、時刻は9時。
明らかにお土産屋でのロスがでかい。
10時チェックアウトのため、支度を整える。
一つ疑問だったのは、我々以外の宿泊客が全くおらず、全員チェックアウトを済ましていたことだ。
いくら我々が土産に時間をかけたのんびり屋とはいえ、誰もいないなんてことある?
海外の人って朝あんまりゆっくりしないんだろうか。
荷物を車に積み込み、コテージのカードキーを返却しにフロントへ向かった。
フロントへは奥さんが向かったのだが、帰ってくるとカードキーを変わらず持ったままだった。
「記念に持ってっていいよー」なら分かるのだが、「みんな記念に持って行ってるよー」と言われたらしい。そんなことある?
ともかく、モニュメントバレーに別れを告げ、次の目的地へ車を走らせるのであった。
本日はここまで。
いやーモニュメントバレーマジで良かったです。
今回の旅行で一番良かった。
もう2泊はしたい。