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アメリカ旅行記その20

どうも床下です。

 


やー終わりました終わりました結婚式。

準備期間は夫婦でこれまでにないくらい話し合って、喧嘩とまではいかずとも多少の言い争いも発生したりしました。

俺はこだわりはあるけど効率が優っていればそちらを優先して即決するタイプで尚且つ「自分が楽しければ周りも楽しいっしょ」と思ってしまうタイプなんですが、奥さんはこだわりを優先しすぎて中々決断することができず尚且つ「周りが楽しんでいないと自分も楽しめない」というタイプなので、そりゃあまあ真逆すぎて衝突もします。

とはいえいざ式が始まってみればとんとん拍子で、特にトラブルもなく楽しく終えることができました。

結婚式を通して夫婦仲に亀裂が入るというのは良く聞く話ですが、共感はしないけど理解はできたかなという感じです。

 


前回のあらすじ

アリゾナ州随一の都市フェニックスに到着した床下一行。

スーパーで買い込んだ食材を宿泊先の邸宅で調理し、アメリカの生活の一部を体験することができ、4日目を終えた。


5日目【Phoenix〜Los Angeles】

フェニックスの朝

早朝6時に俺は目を覚ました。

前回の記事で書いた通り、今日はフェニックスからロサンゼルスまでの長距離を移動することになるため、ゆっくりと寝ている時間はなかった。

また、それとは別に朝のフェニックスを散歩してみたいという欲もあったので、前日に奥さんと「早めに起きて散歩に行こう」と話していた。

前日から気づいていたことだが、起きると足元を4箇所くらい蚊に刺されていることが分かった。

思い返すと、これまでの旅程では蚊に襲われることは全く無く、少し不思議に思っていたのだが、フェニックスは蚊が多いのだろうか?

余談だが、先輩Bが言うには「蚊に刺されやすい人」というのは確かに存在するらしく、例えば集団の全員が虫除けスプレーを同様につけたとしても、蚊からしてみれば「全員何か嫌な感じだけどこいつが一番マシかな」となって「蚊に刺されやすい人」に近づくらしく、今回のメンバーでは俺がそれにあたるようだった。

 


前日に奥さんと早朝のフェニックスを散歩する約束をしていたので、適当に服を着て、奥さんと宿の外へ出た。

着いた時は真っ暗だったため辺りはよく見えていなかったが、いかにもアメリカの住宅街という感じのストリートで、庭の広い家屋が建ち並んでいる。

夏場は50℃を超えるフェニックスは、我々が行った9月半ばも昼間は40℃を超える予報であり、朝の時点で気温は既に30℃程度まで上がっていた。

フラッグスタッフからたかだか2〜3時間車を走らせただけでこうも気候が違うものか……と久々に大陸独特の気候に驚かされた。

*1

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宿のある通り。


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宿。余白がでかい。


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宿の近くにあった公園。南国系の植物がたくさん生えていた。


散歩も終了し、朝食の準備を整える。

整えるとは言っても、食べるのは昨夜の残り物とクロワッサンと備え付けのコーヒーメーカーで作ったコーヒーだけ。

ちなみに日本の旅館にお茶が置いてあるように、アメリカの宿にはコーヒーメーカーが置いてあることが割と多く、人によってはこっちの方が嬉しいかもなと思ったりした。

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朝食。昨夜の残りとクロワッサン。

 

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昨夜の残りのカップケーキ。クソ甘い。


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奥さんが撮ったコーヒーを入れるワイ


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ダイニング


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キッチンの一角。左側のラックにはアンおばさんが入れてくれたお菓子がたくさん入ってた。(自分たちで買いすぎて全く食べなかった)


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リビング。余白がでかい。


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サンルーム。


■最後の寄り道

身支度を整え、車を荷物に積み込み邸宅を後にする。

そのままロサンゼルスに直行しても良かったが、メンバーの中にはまだお土産が足りてない者もいた。

これまでのお土産選びは基本的に特定の個人に向けたものが多く、所謂ばら撒き用のお土産を買っていなかったのである。

俺は「空港で良くね?」とも思ったが、比較的近くに「Trader Joe's」というアメリカで人気のスーパーがあったため、お土産を買いにそこへ行くことにした。

 

wikiを調べると、Trader Joe'sはロサンゼルスを起源としており、元々はコンビニのような形態だったようである。

しかし、コンビニ大手であるセブンイレブンの台頭が激しく、負けを予感した経営者は段々と店舗の拡大化を進め、現在のスーパーの形になったと言われている。

 


ちなみに勘違いしている読者もいるかも知れない*2ので書いておくと、セブンイレブンは日本の企業ではなくアメリカ発祥である。

現在のセブンイレブン系列のトップは日本のセブン&アイ・ホールディングスなのだが、起源は違うというのが正確な表現だ。

元々アメリカで生まれたセブンイレブン社と日本のイトーヨーカドーがライセンス契約を結んだことで日本に進出したわけだが、大元の経営はあまり振るわなかった。

それに対し、コンビニという形態が日本人の気質や生活習慣、土地柄に合っていたためか、日本のコンビニ文化はみるみると発展を遂げた。

経営不振のアメリカのセブンイレブンを助けるために出資を行い、更に完全子会社化したことによって、現在は日本のセブンイレブンがトップになっているという顛末である。

更にちなみにだが、コンビニ大手であるローソンも起源はアメリカで、酪農家のローソンさんが作った会社であり(だから会社のロゴが牛乳タンクなんすね)、コンビニ大手3社で日本発祥なのはファミマだけである。


話が逸れたのでTrader Joe'sに戻ろう。

駐車場に車を停め、店舗の中に入る。

時刻はまだ8〜9時ごろで早いのだが、店の中は客で賑わっており、現地の人気が窺えた。

Trader Joe'sは通常のスーパーとは少々異なっており、食材等はそこまで多く販売されてない。

あるのは自社ブランドの加工食品や惣菜、飲料などで、その他にワインや輸入品も豊富に取り扱っていた。

社名にTrader、つまり貿易商人とある通り、アメリカ然としたスーパーというよりは欧州など世界各国の食料品を手に入れられるちょっとオシャレなスーパーという感じである。

日本で言うところのKALDI成城石井を思い浮かべてもらえれば良いかと思う。

 

KALDI成城石井はグルメな消費者の行きつけになりがちだが、アメリカ人にもそういう人は沢山いるんだなと親近感を覚えた。

というより、俺としてはKALDIなどはアメリカなどの海外に焦点を当てた品揃え故に日本で人気があるわけだが、天下のアメリカ人も同様にヨーロッパや各国の食品に興味を示すんだなという感想である。*3

 


俺はお土産も買い終わっていたのでそこまで用はなくダラダラと店舗内を散策しており、主に女性陣がお土産を選んでいた。

これがまあ〜〜〜〜〜(様式美)

そこまで広い店舗ではないのだが結局30分以上はいたかと思う。

俺の父親はこういうことがあるとめちゃくちゃ機嫌が悪くなるタイプだったのだが、その反動か俺は待たされて急かすことはあってもそこまでイライラはしないタイプである。

その俺でさえ、度重なるお土産タイムには若干のイラつきを感じざるを得なかった。

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奥さんはトレジョーと略していたがメジャーなのかは不明。


■ロサンゼルスへ

ようやくTrader Joe'sでの買い物も終え、一行はロサンゼルスへ向けて車を走らせた。

ここからはもう本当に一本道で、ひたすらフリーウェイを走ることになる。

一行は相変わらずクイズで時間を稼いだり、モニュメントバレーの余韻に浸るためにフォレスト・ガンプをアマプラでダウンロードして観たりしていた。*4

俺は観たことがあったので運転したり休憩したりしながら音だけ聞いてたんですが、意外と楽しめてしまった。

フォレスト・ガンプは主人公のナレーションのようなものが多く入っているので聞いてるだけでも話の流れが理解しやすいというのはあるんですが、ドライブ中に映画を流すってのも割と悪くないですね。

映画イントロクイズできそう。

 


余談ですが皆さんは複数人でのドライブの際、どのような間隔でドライバーを交代していますか?

我々の今回の旅行では、疲れたら交代や次の目的まで着いたら交代というような非常にアバウトな方式で走っていたので、時間にして大体2〜3時間ぶっ通しで運転してたわけですが、これがまあ疲れる。

というわけで5日目は行程も長かったこともあり、きっちり1時間交代で先輩Aと俺が運転することにしたところ、全然疲れずにすんなりとロサンゼルスまで着いてしまいました。

最初からこの方式で走れば良かったね……皆さんもお気をつけください。

 


本日はここまで。

あと3話で終わりたい!

*1:とはいえ日本でも東京から山脈方面に2〜3時間走らせればそれなりに涼しくなりますが。軽井沢とか

*2:俺は知らなかった

*3:思い返せばどこの街にも異国料理の店はたくさんあったし、どこの国も他国への憧れのような感覚はあるもんなんすね

*4:先輩Bが観たことなかったため、先輩Aがダウンロードしていた