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アメリカ旅行記その6

どうも床下です。

 

突拍子もないんですが、最近野菜が高くない?

9月の中旬くらいまでは1個100円だった中ぐらいのトマトが昨日スーパーで見たら2倍になってたし、ブロッコリーにいたっては1房で398円だと?

もう高級食材じゃん。

安いのはキノコとアボカドぐらいなもんです。

年齢を重ね、自分で料理をすることが多くなってきたことで、季節の変わり目を野菜の値段で感じるようになったことは感慨深いのだが、価格が高すぎる。

安い野菜があればどなたか教えてください。

 

 

 

前回のあらすじ

アメリカ旅行初日を終え、ラスベガスで目を覚ました床下一行。

朝の散歩とフラミンゴ鑑賞を終え、いよいよグランドキャニオンへ向かおうとするのだった。


2日目【Las Vegas〜Kingman

■ラスベガスを発つ

フラミンゴ鑑賞を終え、クソデカシボレーちゃんに荷物を積み込みフラミンゴを後にする床下一行。

まだ1日目なのに既にちょっと名残惜しかったため、エモい気分になるように車内BGMでシナトラを流す。

フランクシナトラは20世紀にアメリカで活躍した歌手兼俳優で、日本で一番有名な曲としては恐らくMy wayだろう。

ja.wikipedia.org

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オーシャンズ11の続編であるオーシャンズ13では、シナトラのThis townという曲が劇中で流れる。

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それもそのはず、オーシャンズ11は実はリメイク作で「オーシャンと11人の仲間」という1960年制作の映画が元になっているのだが、この時に主人公のダニー・オーシャンを演じた人物こそがシナトラなのだ。

filmarks.com

また、オーシャンズ13の劇中では

「シナトラと握手したものには掟がある」

「お前はシナトラと握手したんだから警察に通報などできない」

「シナトラと握手したなら、この街を分かっているだろう」

といった「シナトラと握手」というキーワードが度々出てくる。

これは、シナトラがプライベートでマフィアと深い繋がりがあり、自動的に裏の世界の多いラスベガスとも切っても切れない関係性があったことに由来する。

「シナトラと握手」というのはつまり「裏の世界に足を突っ込んだ」や「口約束は絶対に守る」といった意味があると考えられる。

オーシャンズ11シリーズにはこういう「知っていないと何のことかさっぱり分からないけど何かすげーかっこいい言い回し」が沢山あるので、何度観ても飽きないのである。

 


アメリカのスタバ

ラスベガスの中心部を抜けると、段々と住宅街が増えていく。

サザン・ネバダ大学のキャンパスを通り過ぎたあたりで、スタバの路面店を見つけた。

全員もれなく喉が渇いていたので、スタバに寄って飲み物をテイクアウトすることに。*1

スタバの店内は日本と非常に似ており、あまり新鮮味は無かった。

飲み物を注文すると店員に何かを聞かれたのだが、残念ながら「Name」しか聞き取れなかった。

「なんでこのタイミングで急に名前聞くねん何やねん何やねん」と狼狽していたがとりあえず自分の名前を返した。

俺は日本でもめったにスタバに行かない。

スタバはコーヒーは高いし、混んでるし、お高くとまってる印象があるし、何より俺はドトールが大好きだからだ。

そんなこともあって知らなかったのだが、どうやらアメリカのスタバでは受付番号として客の名前を使っており、注文の品ができると名前で呼ばれるらしかった。

注文の品を待つ間、店内を見渡していると、サザン・ネバダ大学の学生と思しき若者たちがMac bookを広げつつ談笑するというスタバのテンプレイメージがそこにはあった。

アメリカの中で最も日本の風景と同じなのはもしかしたらスタバかもしれんな」と思うなどした。

受取カウンター。中々名前呼ばれないねーと言っていたらいつのまにか置かれていた。本当に呼んだか?

受け取ってみたら、全員意味わからない名前になっていた。日本語口調で名乗るとアメリカ人はスペルが全然分からないのだろう。

俺と飲み物。意外とサイズ感は普通。ちなみにアメリカのスタバのサイズ表記はスモール、ミディアム、ラージで、「トール」と言ったら「は?」って言われた。

 

店の外に出るとすれ違った小綺麗な現地のおばさんがやたら俺をじろじろと見るので何かと思ったら「それ何飲んでんの?」と聞かれ、たどたどしく「パンプキンチャイティーラテだよ」と返した(喉乾いてるくせに馬鹿みたいに甘いやつを頼んだ)ら、何て言ってるかは分かんなかったが多分「めっちゃいいね〜それにしようかな〜」みたいなことを言われた。

店の外。ここらへんで話しかけられた。

アメリカは結構こうやって道端の人に平気で話しかける文化があるっぽいのだが、絶対に俺ではないだろ。*2

でも前に北千住で2mはあろうかというアフロの黒人に「ようにーちゃん、キリスト教に興味ねえか?」と話しかけられたり、エスカレーターのない駅で太った白人のおばさんに「キャリーが重すぎて階段登れないから手伝ってくんない?」と頼まれたりしたので、割と「外人話しかけられ顔」なのかもしれない。

ちなみにパンプキンチャイティーラテからは全くパンプキンを感じ取れなかった。(買う前から薄々分かってはいた)

 


Kingmanへ向かう

だからさぁ……のんびりスタバで飲み物なんて買ってる場合じゃねーーーのよ!!!!

押してるんだってば!!!!!!

グランドキャニオン行けねーぞ!!!!!

 

 

というわけでまずは経由地のキングマンを目指します。

ところで皆さんは複数人での旅行中の長距離ドライブ、何をして過ごしていますか?

いくらアメリカでなおかつ「内陸に進むと意外と景色が変わるな〜」と言っても、ずっと走っていればそりゃー飽きますよ。

ただ、我々は国内で旅行をするときも基本的にはドライブ旅なので、こういった事態には滅法強いわけです。

というわけで、我々が旅行中にしている車内での暇つぶしをご紹介しようと思います。

 


・睡眠

まあこれは普通にね。疲れてるからね。

今回の旅行は特に、日程が進むにつれて後部座席の少なくとも1人は寝ているということが多かった。

中でも先輩Bと奥さんは免許は持っているものの完全なるペーパードライバーで運転する機会もほぼ無く座ってるだけなので、そうなるともう寝るしかねぇ〜となるわけです。

一方俺は飛行機もそうなんですが「座り寝」みたいなのがあんまり得意ではないので、この旅行では1,2回しか寝なかったんじゃないかと思います。

 


・イントロクイズ

今回の旅行ではやりませんでしたが、音楽ストリーミングのアプリやイントロクイズのアプリを使ってやっています。

ただ、我々は微妙に世代が離れていたり(奥さんと先輩ABは6歳差である)曲の好みがかなり異なっているので、中々共通で詳しいジャンルが無く、ネタが尽きやすい(もうほぼ尽きた)。

 


・漫画イントロクイズ

漫画サイトの試し読みで選択した漫画の冒頭を朗読し、早押しで作品名を答えるというクイズ。

先輩Aが編み出したクイズなのだが、これもネタが尽きやすく、旅行のlotが違うと同じ漫画が出題されたりする。

 


・アキネータークイズ

ネットで公開されている「アキネーター」をクイズ化したもの。

ja.wikipedia.org

 

1人がお題(ハリウッドスターとか会社とか食べ物とか何でも)に沿って正解のワードを思い浮かべ、他の人が「はい」か「いいえ」で答えられる質問をし、正解のワードを早く言った者が勝ちというクイズ。

結構盛り上がるが、得意不得意が結構はっきりしており、我々の中では先輩Aが独走しやすい。

ちなみに、オーシャンズ11で運転手や潜入の役割を担う双子のモロイ兄弟も作中でこれをやっているので、アメリカではポピュラーな遊びなのかも。

 


・あらすじクイズ

ある作品のあらすじを登場人物やキーワードを伏せつつ朗読し、早押しで回答するクイズ。

これもまた作品の好みや鑑賞数によって正答率が大きく変わるので、人によっては退屈してしまう。

大長編ドラえもんシリーズでは先輩B、コナン映画シリーズでは先輩Aと奥さんが退屈していた。(俺は割とどっちも行けます)

 


・ワンピースクイズ

世界的に大人気の漫画であるワンピースは話が続きすぎてワンピース検定なるクイズまで存在する。

そこから問題を抜粋して答えるゲーム。

俺がバチボコ強い。(いまだにジャンプを読んでる少年なので)

 


・雑学クイズ

10円玉の表は絵柄があるほうか無いほうか、みたいなふつーの雑学クイズ

 


・世界ランキングクイズ

人口とか面積とか米の生産量とか様々なテーマの世界ランキングベスト3を当てるクイズ。

ランクが低いほど当てづらいので、1位が1ポイント、2位が2ポイント、3位が3ポイントと言った感じ。

 


こんな感じです。

あとはまあ究極行き詰まったらしりとりです。

そんなこんなで道中暇をつぶしているうちに、キングマンが近づくのであった。

ちなみに、ラスベガスとキングマンの間にはコロラド川を横切るクソでかいフーバーダムというダムがあり、これも良い景色だったのだが、時間が無いのと停まるところがうまく見つからなかったため、通り過ぎるのみとなった。

ja.wikipedia.org

フーバーダム近辺はこんな感じで隆起した岩山の間を抜けていく。

遠くに見えるのがコロラド川。大層でかかった。



本日はここまで。

おいおいおいおいおい、まだ昼前?!?!

次回はきっと、夜まで行くはず……。

*1:路面店ではドライブスルーもあるが流石にハードルが高いので店内で頼みました

*2:実はこれにはもう一つ説があって、見慣れない怪しい奴がいたらとりあえず話しかけて普通の奴かどうかを見極めるというものがあるらしい。それなら納得だが(納得していいのか?)