どうも床下です。
何の作品だったか忘れたんですけど、草彅剛が子供に向かって「君さあ、大人は強いとか思ってない?」って聞くシーンがあって、俺は何故かそのセリフを子供の頃に聞いて鮮明に覚えているんすよね。
聞いた当時は「へえ、大人って別に強くないんだね」って思った程度なんですが、齢30にして改めて思う。大人ってよええ〜〜〜〜〜〜。
オシッコ漏らしても子供なら「てへへ」で終わりだけど大人はそうもいかないもんね。
余談ですが俺は持病*1のせいか中々お漏らしの治らない子供で、記憶だと5〜6歳まで紙オムツをつけて寝ていました。紙オムツを卒業してからも時々漏らすことはあって、多分中学生くらいでも半年に一回くらいは漏らしていました。今では全然そんなことはなく、夢で水に濡れたりトイレに行ったりしても漏らさない男になりましたけどね。
あれ?ってことは俺は、「強い大人」になれているのでは…!?
さて、タイトルからお察しの通り、またもや旅行記です。しかも海外。しかもまだ先ですが7月にも海外渡航の予定が入っています。
30歳になるまで海外童貞だった男がまさか1年以内に3回も海外に行くことになるとはね……。一度成功経験を積んだ童貞が調子に乗るというのは海外渡航だろうが性交渉だろうが同じというわけですな。
とはいえアメリカ旅行記は流石に事細かに書きすぎたし、今回は函館旅行記の際と同様に写真メインで行こうと思います。
筆が進まない趣味の執筆活動はマジで苦痛ということをあの時思い知ったので。それでは早速行きましょう。
旅のメンバー
アメリカ旅行と全く同じメンツです。新婚旅行もまだなのに2回も夫婦と海外旅行に行く先輩たち、マジで何もんだよ。
■床下
■床下の奥さん
■大学時代のバイトの先輩A(男性)
■大学時代のバイトの先輩B(女性)
1日目 台北市
先輩Aは飛行機やスケジュールの都合があり2日目から合流ということで、1日目は3人で台北市を観光することに。
とはいえ15時着なのでホテルにチェックインして近場をぶらついた程度だけども。
飛行機はシンガポール航空のLCCであるScoot。離陸までの待機BGMがゴリゴリのポップスで文化の違いを感じるなど。
台北桃園国際空港のモニュメント。
俺は「公共施設の綺麗さなら日本が1番だろ」という偏見を持っているしLAの空港は実際ちょっと汚かったんですが、台湾の空港は普通にめちゃくちゃ綺麗だった。
ただし降り立った瞬間、めちゃくちゃカビ臭かった。年がら年中高湿度だから冷房がカビやすいんかねぇ。
空港から市街地の台北駅までは電車で1時間弱。台湾の切符は写真のようなプラスチック製のコインらしい。可愛いっちゃ可愛いけど、衛生面どうなんすかねぇ。*2
車窓からの一枚。市街地までは割とずっとこんな景色。日本の田舎の景色とほぼ一緒だった。
市街地が近づいてくると、めちゃくちゃデカい公園が現れた。マジでめちゃくちゃでかいです。新北大都会公園というらしい。
台北駅に到着し、ホテルまで歩いて移動することに。徒歩20〜30分なので最初はタクシーを拾おうとしたんですが、運ちゃんに「こんな距離なら歩いてよ」と呆れ顔で断られてしまった。日本なら全然断らない距離なんですが…。後から実際にタクシーを使って分かったんですが、台湾はタクシーがめちゃ安い(体感的には日本の3割くらい)ので、割と長距離移動がメインなのかもしれん。
話には聞いていたが、台湾はマジでバイクが多い。体感的には車より歩行者よりバイクが多い。でも写真みたいに停めてあるのは無断駐輪とかではなく、きちんと駐輪スペースとして確保されてるので、そこらへんはきちっとしている。*3
電車に乗ってた時は「日本と街並みは大して変わらんなぁ」と思っていたんですが、歩いてみると違いがよく分かる。
マンションは不思議とどれも同じような欧米みを感じるデザインで、カラーリングがタワーオブテラーっぽいので夕陽が映える。それでいて隣には日本の雑居ビルによく似たデザインだったり、いわゆる中国や韓国の低家賃集合住宅をイメージさせるアパートが建ち並んでいる。
タクシーはアメリカのイエローキャブを想起させる黄色で、バイクはめっちゃ多くて、車は日本車ばっかり。
何というか、ニューヨークと東京を混ぜてそこに大陸アジアのエッセンスを加えたようなそんな感じでした。
ホテル着。フリードリンクで冷蔵庫に入っていたカルピスウォーター。台湾人に北海道産をアピールしてブランディングになるんすかね?
ちなみに俺はシチリア産レモンとイベリコ豚とアラスカ産サーモンという字面が入ってたら大抵美味いと感じる脳みそを持っています。
俺がこう感じるように、外国人は北海道産とか日本産とかをスーパーで見て「じゃあ間違いねえな」と思ったりする食材があるんだろうか。
ホテルを出て近場をぶらつくことに。日本と同じくらいの頻度でセブンイレブンとファミマを見つけた。
品揃えも似通っており、弁当やおにぎりも台湾の味付けや料理を踏襲してはいるものの、ラインナップとしては概ね日本と同じだった。
あと写真でも分かるように、台湾の歩道は基本的に屋根があるのが特徴的だった。屋根があるというか、通りの建物の1階の一部をぶち抜くような形で歩道があるイメージ。
より多くの土地を活用するという意味では効率的だし、歩行者にとっては雨も防げるし、柱があるので車両事故の歩道への影響も少なそうではある。
ただ実際には建物と建物の間に段差があったりしてキャリーケースを持ちながらの歩行はかなりしんどかったし、建物がより詰まっているので街全体が窮屈な印象を受けた。
日本の神社みたいなもんなのか知らんが、こういう極彩色のお寺が点在しているのが如何にも台湾(中国)という感じだった。
色の剥がれた質素なカラーリングのお寺や神社に慣れすぎた俺としては、こういうお寺にはどうもわざとらしさを感じてしまい、観光場所としての楽しみはあまり無かった。
しかし日本の古寺なども元々はこのようなカラーリングだったかも知れんということを考慮すると、俺の感覚の方が間違いなのかもしれない。
台湾の信号。歩行者だけでなく車用もそうだが、台湾の信号は大抵秒数表示がある。個人的にはこっちのほうが助かる。
ちなみに台湾の信号はどれも長めな気がした。
寧夏夜市に到着。話に聞いていた通り、観光客と現地の人が入り乱れて活気がすごい。
海鮮が入ったとろみのある麺線スープ。まあ普通に美味い。
寧夏夜市で大行列になっているお店の牡蠣オムレツ。オムレツというか、片栗粉がめちゃくちゃ入っているので、もはや片栗粉で作った牡蠣のお好み焼きみたいな感じ。そんな並ぶほど美味いか?
片栗粉の塊のドゥル感が苦手な人は厳しいかも。
同じ店で頼んだ排骨湯(パイコータン)。排骨にはいろんな意味があり、語源的にはスペアリブのことを指すが、近年ではスペアリブ以外でも豚肉なら排骨と呼んだりするらしい。
更にはその豚肉を揚げたものを特に排骨と呼ぶこともあり、日本で排骨麺(パーコーメン)とか呼ばれる商品は大抵豚の唐揚げみたいなのがラーメンの上に乗っている。
この排骨湯もそんな感じで、揚げた豚肉が入った塩味のスープだった。味はまあ普通。
夜市の近くにある人気店の豆花(トウファ)。豆花はまあ雑に言うと豆腐です。どっちも無機塩を使った塩析で豆乳のタンパク質を凝固させるという製法に変わりは無いけど、使用する無機塩が違う様子。豆花に優しい甘味のシロップをかけ、その上にさまざまな具材をのせて食べます。ホットとアイスがあり、アイスはシロップ氷をのせたりするのでほぼかき氷に近い感じ。
写真の豆花はアイスで、茹でたピーナッツをのせたものと、タロ芋で作った餅をのせたものをチョイスしました。
我々は全員知覚過敏に苦しんだのでアイスは失敗だったのですが、特にタロ芋餅が美味しかったですね。豆花無しでタロ芋餅だけでも良かったかもしれん。
ホテルで二次会。
台湾のコンビニはほろよいなども売っていてほぼ日本だったのですが、ハイボールや酎ハイは殆ど無いなという印象。代わりにビールのラインナップが豊富で、日本の大手ビールはもちろん、台湾ビール、クラフトビールなどが殆どの棚を占めており、酎ハイの代わりにビールベースのカクテルなども売られていました。台湾人はウイスキーベースをあまり飲まないんすかねえ。
パンみたいなやつは屋台で買った胡椒餅。胡椒餅は胡椒を効かせた挽肉とネギをパン生地で包んで焼いた焼き肉まんみたいな感じで、台湾ではメジャーなホットスナック。有名店で買いたかったんですが時間が無かったので適当なお店で買ったところ、パン生地がフランスパンのように硬くてちょっと残念な感じでした。こんなんどこで買っても一緒やろと思ったけど、違うもんやなぁ。
1日目以上です。