どうも床下です。
先日、前回の記事「台湾旅行記その3 - MOSIKASITE」が「きょうのはてなブログ」で紹介されたらしく、めちゃくちゃいいねを貰い、めちゃくちゃ読者が増えました。
紹介されたのはいいことだけど、3を紹介すな。スターウォーズを6だけ紹介するのと同じだぞ。*1
是非1から読んでいってくだされ。
というわけで改めてこのブログについて紹介しておくと、このブログはインターネットで知り合った10人くらいの男女がその場のノリで作った共同ブログです。
開設から7年が経過しているのですが、その間にある者は結婚し、ある者は子供を授かり、ある者は精神を病み、ある者はインターネット自体から去り、ある者は単純に飽き、といった感じでもはや頻繁に記事を上げる人間は3〜4人程度となっており*2、ひっそり細々と不定期投稿で活動しております。
気になる人は昔の方の記事を読んでみると良いかもしれません、ほとんどのメンバーがまだ学生の頃なので文体様々な初々しい文章を堪能することができます。(気持ち悪い言い方)
それでは、台湾旅行記4日目です。
4日目 台南→台北
この日は移動日。帰りの飛行機が5日目の深夜(正確には6日目の深夜2時)に台北空港から離陸するため、この日には台北に戻っておきたかった。
朝の台南散歩。昨日台南に着いた頃はもう暗くなっていたので街の雰囲気が分かりづらかったが、より鮮明に台南の下町感が伝わってくる。そして相変わらずバイクだらけ。
割と市街地のホテルを予約したので、朝食を摂るため歩いて朝市まで向かう。
この日の朝食は奥さんのリクエスト。鰆の唐揚げと白菜が入ったあんかけスープ。麺ありと麺なしがあったが、問答無用で全員麺あり。
俺は「肉はともかく日本以外のアジア諸国の魚って衛生面とか大丈夫なんか?あと生臭かったり土臭かったりするんじゃ?」というド偏見を持っているんですが、これは抜群に美味かったな。
近くにあった屋内の市場。鶏さん……。
神農街という観光スポット
神農街は古くは台南のメインストリートのようなところで、多くの商人で賑わっていたとかなんとか。今は小さな雑貨屋やデザイナーズショップなどが建ち並び、観光客で賑わっているようです。我々は早朝に行ったのでお店は開いてませんでした。
神農というのは古代中国の農業の神様だった気がしますが、なんか由来があるんすかね。
何日か前から先輩Bがスイカジュースという文字を市街地で見かけており、飲みたいと言うのでフルーツジュースのお店に。
店員は珍しく英語も日本語も全く分からないおばさんだったが、各々希望のジュースを買うことに成功。
俺はパインジュースを飲んだんですが、これがあめーーーのなんの。酸味が殆どなく、等量で砂糖をぶち込んだんじゃないかという甘さ。
でも他のメンバーのも飲んでみると、マンゴーは水っぽくて甘さがあまりなく、スイカは本当にスイカの汁って感じだったので、あれは台湾パイナップル100%の甘さだったのだろうか……。*3
ホテルへ帰る道中、赤崁楼というお寺?に立ち寄る。
赤崁楼は元は17世紀にオランダ人が建てたお城のようで、統治国が変わったり改築が進むにつれて今のお寺のような形に収まったのだとか。
上の情報はネットで調べたものですが、実際に行ったときは何の前情報もなく日本語の解説もなかったので「寺やなぁ」という感想で終わりました。
言われてみればどことなく欧州の雰囲気があったかもしれない。
木。なんの木?
石亀の像。なんでも、龍が9つの子を産んだが、それぞれに重責を負わせていたために、龍ではなく亀の姿になっているとかなんとか。龍ってやっぱり爬虫類なんだね。
泊まったホテルの外観。このホテルの名前はProvintia hotelというんですが、先ほど立ち寄った赤崁楼もオランダ統治時代はProvintia castleと呼ばれていたそうな。
Provintiaとはオランダ語で永遠という意味。
脳内で唐突に安室奈美恵のCan you celebrate?が流れましたが、公式MVが無かったので浜崎あゆみのLove〜destiny〜をお届けします。大体一緒だろ。
台南観光はここまで。車で台北まで縦断します。距離感覚的には、台北ー台南は東京ー浜松くらいなので、縦断といっても大したことはないんですが。
日本ほど多くはないんですが、台湾の高速にもサービスエリアがあり、そこでランチ。
写真はサービスエリアのフードコートにあったモスバーガーのライスバーガー(上がかき揚げで下が角煮)。味はまあ普通だけど、日本に比べてライスがよりライスライスしてるかな?*4
台湾ではマックと同じレベルでモスを見かけた*5んですが、何故かどこも普通のバーガーよりライスバーガーを推していました。日本に比べてパンの文化があまりないのかも、街中にパン屋無かったし。あと、何かの記事で「イタリアは郷土の料理が美味いからマックなどのファストフードが流行りにくい」という話を読んだことがある。台湾のマックも日本に比べると混んでいなかったし、ライスバーガーのように郷土料理に近い形でアプローチをかけないと売れない、というのもあるのかもしれん。ファストフードが閑散としている国は飯が美味い確率が高いと覚えておこう。ここまで書いて気づいたが、郷土料理もファストフードも大繁盛の日本は食へのモチベーションが高すぎるな。
ちなみに、日本で見かける多くのチェーン店が台湾にも出店していました。マックやモスを筆頭に、すき家、ミスド、KFC、スタバ、コメダ、やよい軒、バーガーキング、などなど。ファミレスを見かけなかったのは、台湾の街の性質上、広い屋内を確保できないからかもしれない。
(ここら辺は写真が無いので文だけ)
そうこうしているうちに台北に着きました。
2個前の記事(台湾旅行記その2 - MOSIKASITE)で書いたんですが、日月潭の宿に着いた夜、俺はレンタカーのバンパーを思いっきり凹ますという過ちを犯しました。返却が近づくにつれて車内では「果たしてどのぐらいの料金がかかるのか」という話題が増えていきましたが、いざ返しに行くと「保険入ってるから費用無いよ」と言われ、あっさり返却手続きは完了。保険ってすげー。
ちなみに書き忘れていたんですが、自損事故の翌朝に先輩Aはホテルのフロントの力を借りてレンタカー会社に電話し、保険が適用されるための手続きを問い合わせるというファインプレーをしていました。自損事故であっても警察に報告し、証明をもらわなければいけないということで、代表して先輩Aは日月潭にある交番に連行されたのでした。*6
俺のせいとはいえ、アメリカ旅行に続き先輩Aは不幸を被りがちですねぇ……。
何はともあれレンタカーも返却し終えた一行は、ホテルへと向かいました。
この日泊まったのはW Taipeiというラグジュアリーホテル。先輩Aがマリオット系列のカードを所有しており、1部屋予約すると特典でもう1部屋無料で泊まれるということでチョイスされた宿です。
写真はホテルのモニュメント。Maroon 5みたいだね(伝われ)。
部屋の内装。さすがラグジュアリー。こんなホテルは夫婦でも泊まったことがない。
窓からの景色はこんな感じ。人がアレのようだね。ちなみに天気予報は外れに外れてこの日まで晴天か曇りだったんですが、ようやく予報が当たってこの日の台北は雨でした。
ブレードランナーみたいな照明のバスルーム。こんなところで風呂に入る奴おるんか。(わざわざこの照明で入りました)
インフィニティプールもどき。セミインフィニティ。
上階にあるバーからの夜景。時刻は18時30分、夕飯は19時に予約しているが、19時までなら1杯無料ということでこのバーに駆け込んだ。滞在時間は実に10分。全然ラグジュアリーじゃない動き方に「あぁ、俺は一生庶民なんだろうな」という予感を抱いた。
バーで頼んだカクテル。阿里山烏龍茶を大層気に入ったので烏龍茶とフルーツかなんかのカクテルだった気がする。まあ、烏龍茶は烏龍茶として飲んだほうが美味い。
夕飯はガチョウ肉が食べられる台湾で人気の阿城鵝肉というお店へ。ガチョウ肉は鴨と近い種ということもあって鶏と比べて脂身に含まれる香気成分や旨味成分が多いのが特徴ですが、日本では飼育の関係上なのか中々お目にかかれません。
写真はガチョウ肉の燻製。上記の通り香りと旨味がとてつもなく、米というよりは酒の肴としてのクオリティが高い感じがしました。とはいえ下にもやしが敷いてあるしトッピングの中に丸ごと一つの生ニンニクがあったのでほぼ二郎ですが。
臭豆腐の辛煮。食べたことがなかったのでどのように臭いのか知らなかったんですが、嗅いでみて「街中でたまに感じた異臭はこいつか!」となりました。まあ美味かったけど、普通の木綿豆腐で良くない?
納豆ならね、臭いけどあのネバネバと旨味は納豆にしか出せないからいいけど、これ本当に臭い豆腐だもの。
青菜炒め。普通。最近家で青菜炒めを作るんですが、やっぱ青菜炒めは家で作るのがいいです。
台湾のソーセージ。食べたことある人は知ってると思いますが、台湾のソーセージは甘いです。甘味と旨味は親戚みたいなもんなので、肉の旨味と味付けの甘味でとてつもない旨味になってます。
日本の台湾料理屋で頼んだ時は生ニンニクのスライスと一緒に食べたんですが、ここは生タマネギでしたね。
これはなんか覚えていない。なんだこれ。
たらふく食べて大満足。雨も止んでおり、台北の夜の街を歩いてホテルまで戻りました。
台湾は日本と同じくらい治安が良いすね。夜の市街地を歩いていても、ホームレスとかはたくさんいるけど、変な人も危なそうな人も全然いなかったな。
道中のコンビニでお酒などを買い、ホテルの部屋で二次会。写真はコンビニで見かけて気になって買ったアスパラのジュース。
まあお察しだと思いますが、これまでの台湾の良い思い出を全てドブに捨てるような味でした。
もうちょっと解像度の高い食レポをすると、皆さんは高校時代に紙パックのマスカット水とか飲みませんでしたか?
あれに一回土を入れた後にろ過して、スイカの甘くない部分だけの果汁を混ぜたみたいな味です。
割とどこのコンビニにもあったので、台湾人には一定の支持を得ているようだが、どうして……?
4日目、以上です。