MOSIKASITE

可能性の鉱石 モシカサイト

明日知らぬ世

床下です、どうも。

こうして記事を書くのは本当に久しぶりです。

 


現在転職に向けて現職の有給消化中でして、大変暇なので遂に記事を書くに至りました。*1

なので転職について書こうかと。

 


自分で言うのもおかしな話ですが、こんなに早く転職するとは思ってませんでした。

元々、転職への単純な好奇心や現職への多少のネガティブ感情があり、入社した頃から転職は考えていたんですけどね。

来年、再来年ごろを見据えて情報収集がてら転職サイトに登録したら、たまたま自分の経験や将来のキャリアや条件が驚く程マッチする求人があり、お試しで受けてみたら内定を貰ってしまいました。

この機を逃すのもアレだったので、転職を決意した次第です。

 


そんな感じなので、転職が決まってから友人や後輩から転職の相談を受けることもあったのですが「気づいたら決まってたから分からん」の一点張りで大変役立たずでした。

 


でも、転職を決断して、新たに分かったこともありました。

 


①タイミング

結婚した人は良く「結婚はタイミング」と口にしますし、同感です。転職も同じだなと思いました。

あのタイミングで、

転職サイトに登録していなかったら、

求人に応募していなかったら、

想定外に貰った内定に尻込みして断っていたら、

きっと今日は普通に現職で仕事をしていたことでしょう。

別に転職に限った話ではなく、人生は「分岐点が訪れたタイミングでどのように決断するか」で大きく方向が変わるのだろうと思います。

最近始まったガンダムの新シリーズ「水星の魔女」の中で「逃げたら一つ、進めば二つ」という言葉が出てきます。*2

転職をしないことが逃げることとは思いませんが、転職しなければ普段の安定した日常が一つ手に入るだけでした。転職を決意したことで、「転職」ということ自体とそれ以外の発見という2つ(以上)が手に入りました。

入社を経て更に多くの何かを得られると思っています、良し悪しは別として。

 


②現職の同僚の反応

「え?!なんで?!会社や職場に恨み辛みが?!?!?」

「あーやっぱりね、この会社アレだもんね」

のほぼどっちかでした。

転職理由としてはむしろステップアップ的なポジティブ要因が多いので、実際はどちらも当てはまっていません。

上述の通り現職に対して多少のネガティブな感情はありましたが、多くの人が会社というものに抱く程度のありきたりなもので、転職を決定づけるようなものは無いです。

何より、新卒就活に苦戦していた自分を拾ってくれた恩もあるし、技術的にハイレベルな上司の下で仕事ができましたし、割とやりたい放題、言いたい放題だったと思うので、現職には感謝の念が大きいです。

でも、同僚たちは上記のような反応だったので「多くの人にとって転職ってネガティブ要因でやるものなんだな」という印象を受けました。これはきっと終身雇用が蔓延している伝統的な日系企業の価値観なんでしょうね。*3

それが証拠に、現職への転職組は割とポジティブな反応が返ってきた印象があります。

 


③新卒就活と転職就活の違い

床下は面接のようなある一点における包括的なアピールで信頼を得るよりも、ある程度の期間をかけて信用を得るタイプ*4なので、新卒就活は地獄でした。

「入社させてくれさえすれば俺の有能さを証明できるのに!」と良く思っていました。

面接という点は同じなんですが、新卒就活では「自分がどれだけ仕事ができるか」を仮定ベースで話すことが多いのに対して、転職就活は実績(事実)ベースで話せば良いので、かなりやりやすかったです。*5

仕事ぶりには自信があるけどアピールが苦手という人も、転職就活は上手く行くかもしれませんね。

 


④1人でいる時間

これは転職というより有給消化中に分かったことです。*6

床下くん、本当に1人遊びが苦手ね。

10月いっぱいはお休みだったわけなんですが、奥さんは普通に仕事をしているので、平日は無限に1人の時間でした。

引越しの準備・奥さんと自分の分の昼食作り*7などのタスクはありましたが、それ以外はずっっっっっとゲームとネトフリ鑑賞でした。

別にどちらもめちゃくちゃ好きというわけではなく、単純に1人でしたいことが特に無かったからずっとしていた感じです。まあ、ちょろっと自己研鑽的なことをした気もしますが気休めです。

旅行はもちろん、外出して映画を観たり博物館に行ったり買い物したりカフェに行ったり、そういうのが1人ではできない(しても楽しくない)んです。

ミルトンさんとの対談記事でも若干話してますが、床下にとって大事なのは「何をするか」じゃなく「誰とするか」ということですね。


アインシュタインさんやミルトンさんが「寂しさ」について直前の記事で発言してますのでそこらへんにも触れておきます。

上記をまとめると、床下は1人では何もできないつまらん男なので極度の寂しがり屋ってことです。

幼少期は所謂「鍵っ子」というやつで、兄はいたもののミルトンさんと同じように1人になる時間は多かったです。

そんな時に床下はミルトンさんのように「1人でも何とかしてやろう」と思うのでは無く「1人じゃなければいいんじゃん」と兄や友人と遊びまくることで解決していたから今みたいになったんだろうなと思います。

とは言え、床下は「寂しいことを素直に伝えられない」というひねくれた性質もあり、アインシュタインさんの記事の内容に共感する部分も少なからずありました。

これは、どこかのタイミングで「自分から寂しいと言えないなら、どうにかして人から誘われるような人間になればいい」と無意識下で思うようになったことや、単純に周りの人に恵まれすぎていたことで解消できたのだと思います。

あとは、今の奥さんには「素直になること」を求められることがこれまでに多々あり、それは床下にとって大袈裟に言うと試練でした。

そこで、不恰好ながらも「逃げたら一つ、進めば二つ」の「進む」という選択を決断できて徐々に人間的に角が取れている(現在進行形)というのもあると思います。

理解のある彼くんみたいな感じですが、奥さんには感謝するばかりです。

 


俺は本当に周りに恵まれているだけなので「俺にできたんだからお前にもできるだろ」とは思いませんが、アインシュタインさんも「タイミング」が訪れた時に「進む」という選択肢が今後取れると良いなと思います。*8

というか「進むという本人にとって試練となる選択肢を取ってでも離れたくないと思える相手」が、友人であれ恋人であれリアルで現れると良いですね。

床下は所詮「ネット経由の友人」なので、アンサーはここまでです。アインシュタインさんもブログというネット経由では自己開示できてるし、後はリアルで頑張ってもらうしかないですからね。ここらへんで終わりにしておきます。

 


昨日、東京から山口まで現職の仲の良い同期に会いに行き、最後の別れの挨拶をして、今帰りの飛行機でこの記事を書いています。同期には寂しいと言いませんでした。まだまだですね。

*1:有給消化中じゃなくても書く暇ぐらいいくらでもあるんですが…

*2:作品も面白いので気になる方は是非

*3:最近はそうでもない日系企業も増えているようですが

*4:というより、恐らく時間をかけないと長所が伝わりづらい

*5:もちろん、これまでの経験を活かした転職に限りですが

*6:元々、薄々感じてはいましたが

*7:奥さんは基本テレワークなので自宅にいます

*8:人によって「進む」の解釈も異なるでしょうが