床下です。
今回はインターネットにおける交友関係について書きたいと思います。
というのも、つい先日このブログの管理人*1であるミルトンさんがインターネッツの世界から忽然と姿を消したからです
詳しい事情は聞いていない*2ですが、一応元気に生きているらしいのでそこは問題なさそうです。
Twitterはもちろんのこと、Instagram、LINEもアカウントが削除され、とにかくインターネットの繋がりしかない自分にとってこちらから連絡を取る手段は完全に消え失せたわけです。
と言っても、インターネットではこんなこと日常茶飯事で、毎日どこかで起きていることです。
インターネットにおいては、SNSの切れ目が縁の切れ目ですから。
実際に、自分もこれまで多くの出会いと別れをネット上で経験してきたように思います*3。
自分がインターネットに本格的に介入したのは高校1年生の終わり頃にTwitterを始めた時から*4で、実に10年超となります。
最初は同じ高校の顔の知ってる同級生や先輩後輩だけだったフォロワーが、年を経るにつれて色々と増えていきました。
増えたきっかけは大学に入った頃からで、顔も知らない他学部の人から始まり、果てには仕事も性別も顔も声も何もかも分からないような人にまで及びました*5。
ミルトンさんも正にその何もわからん1人で、只々アイドルの嵐が好き*6という情報しかない人間Aでしかありませんでした。
それが大体7年くらい前で、そこからちょくちょくTwitterで話すうちに
・年下であること
・女性であること
・高校生であること(当時)
・高校生の割にドライな奴であること(これは今もそう)
・自分の住む土地からはかなり遠くに住んでいること
などが分かりました。
そこからしばらくは一対一の交友関係で、特に不和も無くたまにTwitterやLINEを介して連絡を取る期間が続きました*7。
2〜3年前、何の拍子か忘れましたがミルトンさんのインターネット交友網からこのブログのメーンたちと邂逅し、ノリでブログを立ち上げることが決まり、その界隈で交流することが多くなりました*8
そしてつい先日、ミルトンさんがインターネットから姿を消したわけです。
実際、7年ってめちゃくちゃ長いすね。
現実世界で見ても、7年もコンスタントに連絡取ってる友人って両手で数えられるくらいしかいないすよ。
でも現実世界の友人と大きく異なるのは、インターネットの友人は一度関係が切れたら二度と出会わない可能性が高いということ。
そもそもインターネットという確固たる手法があるからこそ出会えていた人々は、現実世界では生活圏も環境も得てして違うわけで。
それって要は、自分にとってインターネットの友人たちはインターネットでの関係が切れれば死んだも同然なんですよね
現実世界での友人は、関係が一度切れたとしても、例えば故郷が同じだったり、共通の友人や知人がいたり、住む場所が近かったり、出身の学校が同じだったり、何らかの現実における繋がりがあったからこそ友人たり得たわけで、ある日ひょんなことから再会する可能性は高いし、又聞きで存在を認識するなんてことも往々にしてあるわけです。
でもインターネットの友人は、インターネットでの繋がりが途絶えれば彼らを感知する一切の術が自分には無くなり「その人がいた」という記憶だけが残る、これって完全に死じゃん。悲しいね。
「自分が見たり聞いたり感じたりしているもの以外は実際には存在しておらず、自分が五感で感じ取って初めて存在するのではないか」という思考実験があったような気がするんですが、それと同じようなもんです*9。
でもインターネットの良いところは、何度でも繋がり直せることですね。
地元で出会った友人が例えば海外に永住しようもんなら、繋がりは完全に断ち切れてしまうかも知れない。
でもインターネットならどこにいようと繋がることができるし、アカウントも削除したってまた作り直すことができる。
だからミルトンさんも、そのうちひょっこり生き返るのだろうと思って俺は気長にのんべんだらりんと待っております。
現実世界で上手く生きることが出来なくてインターネットに逃げてくる人々は世界中にたくさんいるんでしょうけど、結局自分たちの住む現実世界は攻殻機動隊の世界とは別モンだし、今の科学技術では人間がネットの中でのみ存在することなんてできません。
だから、現実世界をより上手く生きられるように、インターネットでストレスを発散するも良し、逆にインターネットを閉じて現実世界と真っ向勝負を挑むも良し、自分なりの付き合い方を最適化していきたいものですね。
TwitterのDM履歴に、高校生の頃のミルトンさんから高校数学の質問が来て「こんなんも分からんのかダッセー」「うるせー」という他愛も無いやり取りがあったのを見て衝動的に書いた次第です。
文脈もクソもない支離滅裂な文章ですが以上。
P.S. 本当にあった怖い話的な展開を言うと、実は姿を消した原因が床下にあるという説がありますね、そうで無いことを祈りましょう