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恋とか愛とかそんなの

先ほどトンミルさんがこんな記事をツイートしてた。

モテ|遠くの雷鳴|note

なるほど、となり、刺激を受けたので自分の恋愛についてまたしても考えてみる。何度目だこれで恋愛について考えるのは。何度考えても答えは出ないな。

 

まず、僕は恋愛が苦手だ。というか苦手に"なった"。

一番熱っぽい恋愛をしていたのは高校生のとき。同じバンドのボーカルの女の子と付き合っていた。なんて青春。

そのときはすごかった。LINEはマメにするし、四六時中その子のことを考えていたし、いつでも一緒にいたかったし、別れることになるぐらいなら死んだ方がマシだと本気で思っていた。……今の僕を見ると実際に死んだ方が幾分マシだったかもしれない。

まあ、それぐらい好きだった。本当に心の奥底から大好きだった。太陽ぐらいおおきな感情を何も考えずに思うがままにぶつけていた。ぶつけることができていた。今と違って。

クソつまらないクソみてえなクソLINEがどんなゲームよりも楽しかった。

 

その彼女とは僕が浪人したときに別れた。彼女は大学に合格していたから、これはまあ仕方ない。

大学生と浪人生の生活なんて天国と地獄ぐらい違う。恋愛にご執心だった僕は大学に合格した彼女を妬み嫉んだ。その結果なので自業自得だった。

 

1年後、大学に合格した僕はその元カノと再会する。それはもう感情が土石流のように溢れた。それを元カノは受け止めてくれた。

そして、再び付き合うこととなった。

そのときの僕もすごかった。ペテルギウスぐらい大きな感情をボカスカ放出しまくっていた。

でも半年か1年かそこらで別れた。原因はもうあまり思い出せない。7年ほど前の話だから。

 

その彼女と別れてから、ペテルギウスぐらいのドデカイ感情をボカスカ放出してたツケがきた。どこにこれをぶつけたらいいのかわからなくなった。

ぶつけられないなら心に留めておくしかない。

ガス抜きもできずにどんどん蓄積されていく感情をただ必死に抑えこんだ。

だって彼女と別れてどこそこ誰彼構わず感情ブチまけてる大学生なんてダサいじゃん。大人になれよ、って思うね。

 

そして溜め込んだ感情は心の病気として現れた。でっかい十円ハゲが3つと手首の傷になった。

今思えばこっちの方がよっぽどダサい。

 

 

 

立ち直るのに2年ほどかかった記憶がある。

それぐらい苦しんだ気がする。

(さらっと2年って書いてるけど、2年って相当だからね。大学生活の半分消え去ってるからね。)

 

そしてそれから色んな人とお付き合いをした。あまり覚えてないけど3〜5人ほどとお付き合いをした。

覚えてないのは、あまり好きじゃなかったからかもしれない。いや、そうじゃなくて、多分、感情の出し方がわからなくなったんだと思う。

「好きだよ」とか「可愛いね」とか言っても、言ってる僕自身があまりピンときていない。そんな感じ。つまり、言葉に心を乗せられなくなった。

 

そんなことしてたらそりゃ記憶にも残らないよね、という気持ち。あと、適当な感情で僕に付き合わせて本当にごめん、という気持ち。今思えばね。

そのときはそんなこと思ってられるほど余裕がなかった。今までみたいに感情をぶつけて、歯止めがきかなくならないように制御することに全神経を集中させながら接してたから、相手の気持ちなんて完全に蚊帳の外。それじゃあ恋愛はできない。ごめんね。

 

上に貼り付けたnoteにはこう書いてある。

恋愛感情というのは基本的にグロテスクなものだよ。

 

本当にそう思う。澄ました顔で恋愛なんてできるわけがない。

それに気づくのに時間がかかりすぎた。でも26歳で気付けてよかった。悲しきケモノになるところだった。

 

でも「気づく」と「できる」は別物。

今度はできるようにしないといけない。

これはすごくこわい。本当にこわい。今もこれを書きながら、いつのまにか歯を食いしばって腹筋に力が入って足の指がギュッとなっている。状況から察するに今のこの感情は恐怖だと思う。こわいね。

 

 

 

高校生のときにはできていた感情をぶちまけて捨て身で恋愛をする気持ち。

少しずつまた思い出していきたいなと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみについこないだ、「君は感情が読めない。何を考えているのか本当にわからない。」とまた言われた。「何を考えているのかわからない」と言われたのは人生でこれで4回目。

まだまだ先は長い。

 

 

 

 

アインシュタインの人