卒業式がコロナの影響で中止になって
就職の現実感もないままフワフワ生きていたけど
引越し業者から空の段ボールが運ばれて
現実味を感じた数日後には新居にいた。
「住めば都」っていうのは
本当にその通りで、
最初は辺鄙な街だと思っていたけれど
玄関を開けたら見える琵琶湖も
カブをちょっと走らせて行く喫茶店も
スマブラを一緒にする友達も
生活の一部になっていた。
これからの街で、
全部見つけるにはまだまだ時間がかかりそう。
働く理由も見つかってないし、
とりあえずお金を貯めようと思う。
来年までには、
かっこいいバイクを買いたい。
35歳までには、
屋上のあるマイホームを建てたい。
55歳で会社を辞めて、
世界中をバックパック1つで旅したい。
60歳までには、
科学が発展して宇宙旅行に行けるといいな。
半分は時間が解決してくれるはず、
もう半分は頑張らなくちゃ。