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2019年振り返り

2019年もあと少しで終わりますね

 

 

 

 


実家でゴロゴロして特にやることも無いので、振り返りましょうか、俺たちの2019年を

 

 

 

 


と言っても、仕事は毎日ぶつくさ言いながらやることやってただけで、プライベートは適当に友人等と会って何もない日はイッキ見をしてただけなので、特に振り返ることもないわけで

 

 

 

 


なのでグミについて振り返ろうと思います

 

 

 

 


ご存知の方もいるかと思いますが、俺は無類のグミ好きで365日常に手元にグミが無いと怒り狂って手がつけられなくなります

 

 

 

 


それに加えてイッキ見という習性から見て取れるように「色んなものを広く浅く(深さは本当に要らなくてマジで浅く)網羅したい」という欲の強い人間なので、グミについてもAtoZで食ってきたわけです、この1年間

 

 

 

 


なので各グミについてランキング形式(10〜1位)で感想を述べてゆきましょう

 

 

 

 


これ、要はイッキ見のグミ編では?

まあいいかその辺は

 

 

 

 


早速と言いたいところですが、やはりイントロがあってこそ文章には深みが出るというもの、普段我々グミストが何気なく口にしているグミとは何ぞやについて少々書こうと思います

 

 

 

 


グミは20世紀初頭の、ドイツのBonnという都市においてHans Riegelという人によって誕生しました

 

 

 

 


その頃のドイツは、第一次世界大戦の敗戦によるヴェルサイユ条約の締結により、国民は非常に貧しい生活を強いられていました

 

 

 

 


食料供給もままならず、パンどころかブリオシュも食べられない毎日、ドイツの子供達の顎力は日に日に弱くなっていました

 

 

 

 


その状況を憂いたHans Riegelは「子供たちの歯を丈夫にする美味しいお菓子を作ろう!」と思い立ち、ゼリーよりもふんだんにゼラチンを使って歯応えを強化したお菓子を発明しました

 

 

 

 


これがグミの始まりとされています

 

 

 

 


とまあこんな感じです、文中にいくつか俺の妄想が入っていますがドイツ史警察の人はどうか穏やかにいきましょう

 

 

 

 


ちなみにグミをそれなりに嗜んでいる人なら知らない人はいない世界的なグミ会社HARIBO(ハリボー)は「HAns」「RIegel」「BOnn」の頭文字に由来しています

 

 

 

 


つまり最初にグミを作ったのはハリボーということです

 

 

 

 


更にちなむと、ハリボーのグミはアインシュタインの大好物だったと言われており、彼は相対性理論ハリボーのグミを噛んでいるときに思いついたと俺の中でまことしやかに噂されています(アインシュタイン史警察の人も穏やかにいきましょう)

 

 

 

 


さて、ここまでのグミの歴史から「グミとは何ぞや」という点に注目しますと、グミとはずばり「ある程度歯応えのあるお菓子」であると言えるでしょう

 

 

 

 


歯応えにより子供たちの歯を鍛えるというグミ創始者Hansの意を汲むのであれば、昨今本国で浸透している「新食感」が謳い文句のグミについて、俺は異を唱えざるを得ません

 

 

 

 


申し遅れましたが俺は食べ物に関して些か原理主義的な思想を持っており、オムライスの卵は固まっていて欲しい人間です

 

 

 

 


つまり何が言いたいかというと、グミも同じように硬くあるべき、硬ければ硬いほどグミなのだと日々思っているのです

 

 

 

 


そんな俺がグミを網羅したとて、評価が硬さに偏るのでは無いかと思う人も少なくないかと思いますが、そこは一端のグミストとして、昨今のトレンドも踏まえつつ厳正なジャッジをしたつもりです

 

 

 

 


ではランキングを発表していきます

以下のような形式で

 

 

 

 


①名前

②製造会社

③タイプ

スタンダード→王道の型、コーティングが無い

糖衣→薬のカプセルのようなコーティングがなされている

パウダー→糖衣型の兄弟分、主に酸味の効いたパウダーが多し

特殊→最先端、正直グミと呼ぶにはどうかと俺は思うもの

④感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第10位

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①タフグミ

カバヤ食品

③パウダー

硬さは申し分無し、一つ一つが大きくボリューム感はかなりのものがあります

 


しかし硬さについて言わせてもらうのであれば、少々見掛け倒しという点があります

 


硬さにはいくつか種類がありますが、このグミは繊維質になっており、切れ目が入ると噛み切るのはさほど難しくありません

 


これが形状によるものなのか、はたまたゼラチンやペクチンといった凝固剤の配合比率による架橋形成パターンの違いによるものなのかは定かではありませんが、タフと言うにはあまりにも脆い、まるでいつまで経ってもセンター試験の点数でマウントを取る大学生のようです

 


パウダーについては流行りの酸味主体のものですが、強すぎて一気に食べると確実に舌をやります

 


売り文句のタフだけで買ってしまうと思いの外強い酸味にやられる可能性があるのでご注意ください

 


成分的には、糖分としてパラチノースが入っている点が良いです

 


パラチノースは砂糖に比べてインスリンを放出しにくいため、脂肪の代謝を促す効果があるためです、糖尿病患者にも使われたりします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第9位

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①GOCHIグミ

②明治

③パウダー

まず驚くべきは圧倒的な大きさ、一粒が西日本のゴキブリぐらいのサイズです

 


それに加えてパウダーに関してもザラメを使用しているため、もはやpowderとは言えない砂利のような食感です

 


ここまで書くと完全に公園の砂場にいるゴキブリ状態なわけですが、これで味は果実なわけですから美味いに決まっています(決まってるか?)

 


歯応えもかなりあり、タフグミの見掛け倒しとは違って内部まで高密度なものです

 


ただ一つ懸念点としては、一粒が大きすぎるが故に、コストパフォーマンスが悪く感じてしまいます

 


グラムあたりの単価としてはタフグミと殆ど同じなのですが、一粒のグラム数が大きいために内容量が少なく感じてしまいますし、実際食べ終わるのも早いです

 


結局のところグミは間食なので、一袋で長続きすると言う点も重視して欲しいところです

 


現在は100円帯で販売していますが、個人的にはタフグミと同じように180〜200円帯で販売しても良いのではと思っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第8位

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フェットチーネグミ

②ブルボン

③パウダー

一つ一つ薄い形状ではありますが、薄いなりに歯応えがきちんとあり、食べ応えはあります

 


また、パウダー型の欠点としてベースとなる味の「再現度」や「ファーストタッチ」が落ちるというものがありますが、このグミはどちらもクリアしています

 


果実味の場合は果実の味が、飲料味の場合は飲料の味が食べた瞬間にきちんと舌に残ります

 


また、コーラやソーダと言った炭酸飲料味のものにはしょうが粉末が加えられており、炭酸特有のピリッとした感覚までも再現されており、かなり美味しいです

 


成分的には難消化性デキストリンが入っています

 


難消化性デキストリンは前述したパラチノースのような作用のほかに、食物繊維としての機能も持つため、機能性成分として近年あらゆる食品に含まれています、字面は厳ついけど身体には良いのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第7位

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①ピュアラルグミ

カバヤ食品

③特殊

味だけで言えばこれはかなり上位です

 


オーソドックスな果実味を取り揃えていますが、どれも果実感がしっかりしていて、グミとは思えません

 


しかし、食感という意味では悪い意味でグミとは言えません

 


そもそも見た目からして様子がおかしいです

 


外側はまるでグレープフルーツの皮と実の間にある白いフワフワのようであり、歯応えもグミとは言い難いものです

 


当の本人たちからするとそこが売りだということは重々承知していますが、「グミが食べたいなー」という時にこれは手に取りません、これはグミではなく新しくて美味しいお菓子です

 


なので最近はグミとこれを買って食べています、そのぐらい味は好き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第6位

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①ポイフル

②明治

③糖衣

所謂ゼリービーンズ型のグミです

 


そこそこ歴史の古い商品で、少なくとも俺が小学校低学年の頃にはすでにありました

 


明治のグミに共通して言えることですが、ベース味の再現レベルが他社より格段に高いです

 


さすが業界一位と言ったところ、日本で初めてグミを販売したのも明治(コーラアップ)ですからね

 


日本製のゼリービーンズ型グミとしてはこのポイフルと、春日井製菓のつぶグミがあります

 


グラム単価という面ではつぶグミが圧倒しているのですが、味の再現レベルがそれを完全に上回ります

 


どちらも一袋に3種類以上の味のグミが混在しており、色で大体の味を区別できます

 


つぶグミを色を見ずに食べてみても、正直何味なのかぼんやりするところがありますが、ポイフルは全く問題なく味のみで判別できます

 


安かろう悪かろうというのはグミ界でも変わらない事実なのです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第5位

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①ゴールドベア

ハリボー

③スタンダード

グミ界の重鎮は未だ衰え知らず

 


発売から約100年経った今でも第一線で活躍し続けるその姿は正にゴールド

 


正直言うと、味の再現度はイマイチ、何色が何味なのか何百回食べても分からないレベル、でもそこは海外製なのでご愛嬌

 


圧倒的硬さによる噛み応え、その一点のみで新参者のグミたちの前に立ちはだかる男らしさを俺は讃えたいのです

 


「見よ!これこそが欧州男児の顎を鍛えたグミだ!」と言わんばかりのその硬さはもはや伝統芸能の域

 


少々脱線しますが、皆さんは今年のM-1グランプリをご覧になりましたか

 


今年決勝戦に残った漫才コンビは、様々な形の漫才を提供してくれました

 


「これぞ漫才」というものから、「これが漫才?」というものまで多種多様だったわけですが、今年はどの組もハイレベルでした

 


その中でも俺が称賛の声を送りたかったのはかまいたちです

 


和牛のようなコント漫才でもなく、ぺこぱのような「つっこまない」という新たな形の漫才でもなく、ただひたすらにボケとツッコミのべしゃりのみで笑いを取るという伝統を体現してくれました

 


最近は日本社会の旧態依然とした状況に警鐘を鳴らす人が増えており、かく言う俺も「日本はもっと住み良くならんものか」と思っているわけですが、革新ばかりに囚われていると残すべき伝統までも失われるのではないかと思わずにはいられません

 


グミの世界でも同じことです

 


消費者のニーズばかりを追って新しいものだけを作ることがものづくりでは無いのだと、ゴールデンベアはそう言ってくれているような気がするのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


第4位

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①つむグミ

UHA味覚糖

③スタンダード

グミ一つ一つが3Dテトリスの形をしており、グミを積んで遊ぶことができるという新商品

 


カンロのカンデミーナのように「色物か…」とちょっと思っていたのですが、いざ食べてみたらどうしたことか、これは圧倒的オーソドックスグミではないかと衝撃を覚えました

 


噛み応え、味の再現度、ボリューム感、どれをとってもお手本のようです

 


UHA味覚糖はグミのみならずお菓子に対して常に新しい形を模索し続けている会社ではありますが、一つ一つの基礎値が高いという点が素晴らしいです

 


こんな色物の子供しか食わんだろというパッケージでこのクオリティ、さてはオメー、このグミで新世代のグミストを教育する気だな?

 


初等教育が最も大事ということをUHA味覚糖は教えてくれているわけですね、近頃の小学校教師に食わせてやりたいもんです

 


ただし「さけるグミ」、お前(とお前の開発者)だけはゼッテーに許さねえからな

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第3位

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男梅グミ

②ノーベル

③パウダー

これは革命です、ノーベルさん、あんたとんでもないもん作ったよ

 


ノーベルさんは正直あまりグミに明るくないと思われていたのですが、まさかこんなポテンシャルを秘めていたとは

 


外見や形状としては同社が出しているサワーズの仕様書をそのまま持ってきたような感じなんですが、梅干しの旨味が完璧な具合でグミの噛み応えとマッチしていて、噛めば噛むほど旨味成分が出てきます、なぜサワーズ側でこれができないのか

 


ただ一つ残念なのは、人工甘味料アスパルテームとL-フェニルアラニン化合物が入っている点

 


農学出身者として言わせてもらうのであれば、人工甘味料は決して悪ではありません

 


健康被害という面では完全に研究され尽くしたかと問われれば微妙な点はありますが、世界の健康機関ではそういった食品添加物について「これから寿命で死ぬまで毎日欠かさず摂取すると仮定した時に健康に害を及ぼす可能性がある量の1000分の1」というように厳格すぎだろってくらい厳格な規則に基づいて添加されているので、他の環境要因による影響の方がよっぽど大きいわけです

 


ただそういった健康面についてとは無関係に、アスパルテームやL-フェニルアラニン化合物は砂糖には無い後引く甘さがあり、俺にとってはそれがどうしても苦手なのです

 


俺に限らず、そういった意見を言っている人はよく見かけるので、できれば使って欲しくはなかったなと感じます、特にこの男梅グミはターゲット層が明らかに大人なとこから見ても、使って欲しくなかったです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位

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果汁グミ

②明治

③スタンダード

日本における王道、スタンダードオブスタンダード、ジャパニーズトラディッショナルグミ

 


封を開けたときの香り、口に入れたときの果汁感と食感、噛み応え、全てがハイレベル

 


このグミには明治さんのきめ細やかな心遣いが非常に感じられます

 


噛み応えとか言ってるけど果汁グミって結構柔らかくね?と思った人もいるでしょうが、そこも含めて果汁グミは完璧なのです

 


グミは子供が食べるもの、そこを抜きにしてグミは語れません

 


確かにハリボーのゴールドベアとは似ても似つかない食感ですが、そこに日本人らしい心遣いがあると思います

 


また、確かに硬さはあまりないのですが、その分もっちりとした弾力があり、まるで母親の乳首を模しているかのようです(台無し)

 


それにプラスして、恐らくこのグミは他より水あめの添加量が多いのです

 


そのため口あたりが滑らかで、噛んだ時に中から果汁が出てくるかのような食感となっており、本物の果物よりも優しい味に仕上がっています

 


日本の企業はとかく消費者に甘い傾向がありますが、もうこれは甘すぎるよ、小沢さんみたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1位

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①むっちりグミ

UHA味覚糖

③スタンダード

神、ゴッドオブゴッド、これを食うために生まれてきたと言っても過言ではない

 


やってくれたなUHA味覚糖…まさかこんなオーソドックスなグミで天下を取りにくるとは…お前にはいつも驚かされるよ…

 


正直な話、このグミはグミの世界標準、グミ界のビートルズであるハリボーのゴールドベアを真っ向から完全に打ち倒したと言っても過言ではありません

 


下手な小細工はせず、味の再現度、硬さ、ボリューム感のみで勝負を仕掛けてきました

 


ゴールドベアとただ一つ異なる点は硬さのジャンル、ゴールドベアはただひたすらに硬いのに対し、このむっちりグミは名前の通りむっちりとした弾力で硬さを保っています

 


凝固剤、増粘剤の配合比率でここまで変えられるものなのか…

 


しかしこのむっちりグミ、何故か取り扱い店が少ない

 


コンビニに売っていないこともしばしばですし、元々はぶどう味があったのに今はコーラ&ソーダ味と乳酸菌ドリンク味しか無い始末

 


何故なんだ…やはりもう原理主義的な考え方は廃れつつあるのかもしれないですね…

 


とにかくこいつは圧倒的に美味すぎるので俺に子供が生まれたら歯の弱いうちは果汁グミとつむグミで慣らしてちょっと大きくなったらむっちりグミで教育していくつもりです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、言うわけで、厳正な審査をと言いつつも結局最後らへんはめちゃくちゃ偏った思想でランク付けしてしまいましたが、以上になります

 

 

 

 


圧倒的に不味かったものもあったわけですが、一年の締めくくりにそれを話すのは野暮ってもんなんでやめておきましょう、さけるグミだけは許さないけど

 

 

 

ちなみにこのランキングへの異論は随時受け付けておりますので、議論いたしましょう

 

 

 

 


2020年は一体どんなグミが俺たちの前に現れるのでしょうか、乞うご期待です