男女が布団の中で裸で抱き合っている
いかにも監視カメラが置かれていそうな天井の隅から、自分はその光景をただ見ている
彼らはとても幸せそうに微笑みながら何かを話し、少しの沈黙の後に口づけを交わすという行為を繰り返している
女を見ると、どこか懐かしいような、それでいて胸に何かがつかえるような気分になる
男を見ると、焦燥感やいらだちに苛まれつつも、何故か笑えるような気持ちになったりする
しかし、彼らの顔をはっきりと認識することはできない
ふと、男が起き上がり、女の上に覆いかぶさるようにまたがると、布団がはだけて全身が露わになる
そうなると、自分の視点から女の姿は見えなくなるはずなのに、何故か女の身体はハッキリと見えている
よく見ると、彼女は身体のいたるところに古傷や痣があり、ひどく痩せ細っている
男は女の身体を優しく触りながらその姿を見て、自分にも聞こえる声で言う
「俺のせい?」
聞き覚えるのある声だと思った瞬間、自分の視点が監視カメラから男に切り替わり、自分が「俺」であることに気づく
それでも女の顔はハッキリとは見えない
女は言葉を聞くと、静かに頷いた後、「うん」と答える
それなのに、何故か女は幸せそうに微笑んでいる
そこでまた視点が監視カメラに切り替わる
彼らはまた同じように口づけを交わし、自分の視界はゆっくりと黒くなっていく
という夢を見ました
いやいや、深層心理ムズッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!