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どこからが浮気?

みなさん浮気したことあります?え、あるんですか?気の迷い?酒のせい?なるほど、最低ですね。

 

今日はどこからが浮気かっていうオーソドックスな質問について真面目に考えます。お付き合いください。

さて、どこからが浮気だと思うかって考えたことありますか?

まあそれなりに年を重ねれば一回ぐらいは考えたことがあるんじゃないですか?もしくは自分が実際にそれを聞いたり、聞かれたり、なんて経験がある人もいるでしょう。

よく耳にする回答としては「性行為に及べば浮気」「キスをすれば浮気」「手を繋げば浮気」「2人っきりでご飯を食べに行けば浮気」「『浮気』というぐらいだから気が浮ついたら(他の人に気が向いたら)浮気」なんて人もいますか?人によっては「バレないようにしてくれるなら何してもいい」なんてパターンもまあよく耳にしますねぇ。

ボーダーラインは人によりけりだと思います。

 

じゃあ、僕の話をしますね。僕の回答は「正直よくわかんねえ」です。身もふたもない?たしかに……。まあでも少し待ってください。僕の「よくわかんねえ」は考え抜いた末での結論です。

では浮気とはどういうものを指すのか考えましょう。まずはそこをはっきりさせないとね。

僕の考えた浮気の定義は、「交際中の人がいるにも関わらず、その人とは異なる人と交際をする、およびそれに準じた行為に及ぶこと」だと思ってます。法律ぐらい堅苦しい文面だな?

前半の「その人とは異なる人と交際をすること」はなんとなくわかるじゃないですか。交際関係になるには少なからずお付き合いしましょうという口頭での契約であったり、それに準じた行為が行われる必要があるからですね。

問題は後半の「それに準じた行為に及ぶこと」ってとこですよね。それがさっきのよくある回答から抜粋すると「2人きりでご飯」がアウトなのか「手を繋ぐ」がアウトなのか「キスをする」がアウトなのか「性行為に及ぶ」がアウトなのかってボーダーラインが不明瞭になるわけです。

さらに問題を複雑にするなら行動の側面からではなく、精神の側面から考えて、「気が浮つく」も「それに準じた行為に及ぶこと」の「行為」の部分に含まれうるわけですよ。さらにはじゃあ気が浮つくってどこからが気が浮ついていることになるのか、って話にもなってくるわけですね。

じゃあ精神の側面からのボーダーラインではなく、行動の側面からのボーダーラインを探そうとするとまた問題があるわけですよ(行動の側面からのボーダーラインってのはさっき言ってた手を繋ぐだのキスをするだのの話ですね。)。

どんな問題があるのかというと、文脈によって行為の重さが異なるってことです。詳しく見てみますね。

男性の目線から手を繋ぐ場合を考えてみましょう。例えば、寒い冬の日に(カマトトぶった)女性が「え〜もうお外寒〜い!」とかなんとか言って手を握ってきて思わず手を繋ぐ状況に甘んじてしまったパターンと、ドレスコードがあるようなお高いレストランでひとしきり料理やワイン、相手の方との会話を楽しんだのちに神妙な面持ちで相手の目をじっと見つめながら自分から手を繋ぎにいくパターンとじゃ「手を繋ぐ」の重みが全然違うわけですよ。後者なんて完全に浮気じゃないですか(感じ方に個人差はあります)。

まあそんなこんなで行動の側面から観測したとしても、詳細な状況を記述しだすと無限にパターンが生まれてくるわけですよ。これじゃあボーダーラインなんて引けたもんじゃない。腐女子の方々なんて原作で喧嘩をしてる主人公とそのライバルを見て「こんなの実質セックスじゃん……」とか言ってるんですよ?!逞しい限りです。見習いたい。

だから「どこからが浮気?」に対する僕の答えは「(精神の側面から考えても行動の側面から考えてもボーダーラインを引くことが非常に難しく、定義不能なので)正直よくわかんねえ」になってしまってるんですね。

 

 

 

 

ま、浮気によるトラブルを避けるには交際相手に直接聞くのが一番手っ取り早いっすね。

 

 

 

結論に持っていくまでに時間がかかりすぎたな。終わります。

 

 

 

 

 

アインシュタインの人