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複雑だからこそ-後編-

複雑だからこそ-前編- - 仮説トイレの後編となっております。

 

さて、スパイスの紹介の続きです。早速いきましょう。

 

 

レッドチリ

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香りの強さ★☆☆☆☆

使いやすさ★★★★★

みなさんご存知、赤唐辛子です。乾燥させたものを使うことが多く、乾燥した赤唐辛子をパウダーにしたものはカイエンペッパーと呼ばれています。フレッシュで使う場合は青唐辛子を使います。カレーで重要な辛さを担うスパイスですね。

 

ブラックマスタードシード

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香りの強さ★★★☆☆

使いやすさ★★★★☆

マスタードの種です。ホワイトマスタードシードはカレーにはほとんど使われず、こちらのブラックマスタードシードが主流です。香りもみなさんの想像通り、マスタードの香りです。南インドカレーで使われることが多く、噛んだ瞬間にマスタードのほのかな芳香が鼻腔を抜けます。僕のお気に入りです。

 

アサフェティーダ

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香りの強さ★★★★★

使いやすさ★★★★☆

別名、悪魔の糞と呼ばれるスパイスです。単体で嗅ぐとなんとも言えない異臭がするのですが、熱した油に入れた途端に玉ねぎを炒めたような香ばしい香りが広がります。したがってパウダースパイスではありますが、スタータースパイス(後述します)として使用します。

 

フェンネルシード

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香りの強さ★★★★☆

使いやすさ★☆☆☆☆

さわやかな香りといえばこれ。春先の木々に生える若葉のような香りがします。が、火を通しすぎると苦味が出ます。僕は未だに使いこなせていません。インドカレー屋さんに行くと、このフェンネルシードをチョコレートコーティングしたものが口直しとして置かれていたりします。それぐらいさわやかな香りです。

 

 

こんな感じでしょうか。他にもインディアンベイリーフスターアニス、フェヌグリークなど、インドカレーには様々なスパイスが使われますが、僕はこれらのスパイスを使ったことがないので割愛させてもらいます。

それぞれのスパイスには薬効があり、インドカレーは別名食べる漢方薬とも言われています。アーユルヴェーダの観点からも注目されていますね。

 

さて、最後にインドカレーの基本の作り方を紹介して終わりましょう。前編でカレーの作り方は紹介しないと言ったな?アレは嘘だ。

 

 

1.フライパンにサラダ油を大さじ3(たっぷりめ)ほど入れ、熱します。

2.油が十分に温まったらスタータースパイスを入れます。(このスタータースパイスとは油に香りを移すためのスパイスで、これがカレー全体の方向性を決めます。一般的にホールスパイスを入れますが、アサフェティーダだけはこのタイミングで入れます。)

3.香りが立ってきたら玉ねぎのスライスもしくはみじん切りを入れ、あめ色になるまで辛抱強く炒めます。目安は玉ねぎがフライパンにペタペタにこびりつくぐらいです。

4.玉ねぎがあめ色になったら香草類を入れます。主な香草類はニンニクと生姜のすりおろし大さじ1、コリアンダー(パクチー)の葉や茎大さじ2です。

5.ある程度香草類を混ぜたらトマト1/2〜1個分のみじん切りを入れます。同時にパウダースパイスも入れます。トマトも水分が完全に飛ぶまで(ペタペタするまで)炒めます。

6.水分が飛んだら水をカップ1杯ほど入れます。とろみ具合を見て量は調節してください。

7.沸騰してきたら肉や豆、根菜類など好きな具材を入れて煮ます。水は適宜追加してあげてください。

8.具材に火が通り、鍋のふちに赤い油が浮いていれば完成です。最後お好みでガラムマサラ(ミックスパウダースパイスのこと)やコリアンダーの葉を入れてあげるとより風味豊かになります。

 

少し時間はかかりますが、調理自体は楽なのでみんなもスパイスからカレーを作ってみてはいかがでしょう。

 

 

 

アインシュタインの人