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可能性の鉱石 モシカサイト

味方につきたい会社を見つけて、君だけの人生を作ろう!

お久しぶりです。

 

タバコの香りが配合されたルームフレグランスが欲しいと言っていた人に「わざわざ?」と言ってしまったミルトンです。
ちなみに今どきタバコの匂いの香水もあるらしくてこちらも「わざわざ???」と思いました。
色々な趣味趣向がある…世界は広い…。

男の人の爽やかな香水とタバコが混ざった匂いにグッと来る気持ちも分かるので否定はしませんが、私の部屋には無香空間(特大)が置いてあるくらいなので…。

 

 

さて、今年のはじめ頃ですが、Twitter
「朝井さん 就活について凄くためになること言ってるから記事にまとめようかと思ってたけど、妻発言により心が死んだので無いです」(※当時は朝井さんが結婚してショック受けていた)
と言っていたら、就活中の友人に「それ読みたい」と声をかけてもらったので、今回は働くことをテーマに書いてみたいと思います。


ちょうど友人の多くが就活に取り組む歳になってきました。がんばれ、と思っている。すでにいっぱいがんばっていると思うけど。
幸あれ~と願っています。この記事にもそんな願いを込めて🙏🏻


朝井さんの発言についてはまた改めてまとめるとして、今回はその前哨戦として、「働くとはなにか」という問いに最近自分なりの答えが出せたので、そのことを書きます。

ちなみに、朝井さんの就活アドバイスが気になる人は「朝井リョウ インタビュー」で調べるとどんどこ出てくるので読んでみてくださいな。

 


そもそも最近、なんで「働くこと」について考えているかというと、簡単に言えば、携わっているとある仕事が上手く進まなくなってきたからです。

表面的な「この資料のここの表現が違う」とか「電話口での言葉遣いが間違っている」とかそんなことではなく、もっと本質的なことを変えていくことが必要なのかもな〜と思ったんですね。


“本質的”とか言っても全然分からないのでもっと噛み砕いてみようとしたら、私と同じ時期に就職活動をしていた男の子2人の会話を思い返しました。車についての話。


男1「卒業したらA社の○○(車種)買うわ~」
男2「まじか、俺は××(車種)かな」
男1「でも俺B社入ったら出勤はB社の車じゃないといけんよな」
男2「あー、そりゃそうやなぁ、どうするんお前」
男1「B社のやつは安いやつ買お、んで出勤以外ではA社の乗るか」……


みたいな会話。もう数年前なのでうろ覚えで若干言葉足したけども。

 

私は横でこの会話を聞きながら「大変だな~」と思った。呑気な感想で申し訳ないけど。

そして「A社の車が好きなら、A社に就職すればいいのにね」と思っていた。

まあ、男1さんの就活事情は全く知らないので、A社を受けたけど受からなかったかもしれないし、そもそもA社は求人を出していなかったのかもしれないが。


結果的にこの人は『A社の車が好きという気持ちを持ちながらB社で働くことを選んだ』のだ。
それが悪いことではないと私は思う。人生の全てが自分の思い通りにいくとは限らない。
本当はA社で働きたかっただろうこの人の気持ちも痛いほど分かるわけで。


ただ、B社で働くということは、究極的な話『A社の敵になる』のである。もっと言うと『A社を潰すことに加担している』。ま、これは言い過ぎか。


自分が働いて、その対価としてお金がもらえて、そのお金で生活する。そのことは大前提である。
だけどその先にある、『働くということは、勤めている会社の味方になること』ということを分かっていないと後々自分が苦しくなることがあるのかもしれない。

この人は結局どんな道に進んだのか分からないが、あのままB社で働いているならば、A社を好きな気持ちとB社で働く自分に折り合いを付けて働くことが出来ていたらいいなと思う。
それか良きタイミングでA社に転職できたらいいね、とも思う。
120%余計なお世話である。

 

もうひとつ例を挙げてみる。
私の好きな「図書館戦争」シリーズの『別冊 図書館戦争Ⅱ』にある話。

まず、「図書館戦争」は、メディアの不適切な表現を過剰なまでに取り締まる 国の組織“良化隊”と、その過剰な取り締まりから本を守る“図書隊”の抗争を描いている。


その中に、いまは図書隊で活躍している男性が、昔は良化隊の一員だったというストーリーがある。


その男性が昔、良化隊に配属された時は「嫌われる部署に配属されてしまったなぁ」と思っただけで、周囲をごまかしつつそのまま働いていた。

その男性には彼女がいた。その彼女には本を出版するという密かな夢があった。その夢は叶ったのだが、良化隊であったその男性は、仕事だからとその彼女が書いた文章が載っている本を取り締まり、本屋から没収していった。

男性は「仕事だから仕方なくやっただけで、彼女の夢を潰すつもりはない」と考えていたが、良化隊としての男性の姿を知った彼女の気持ちは、もう取り返しがつかないものになっていた。そこではじめて良化隊の自分が何をしてしまったのかを自覚した……という話である。

 

ここまで大げさなことは現実では少ないかもしれないが、自分がどんな気持ちでいようと、会社の方針で行なっていることに自分は加担しているということなのだ。

逆に言えば、好きだと思える会社で働くことでその会社を一番に応援することができるということである。良化隊から図書隊に転身したこの男性のように、彼女の本を取り上げる側から守る側になることもできるのだ。うう、緒方副隊長と彼女に幸あれ…(涙)

 

長々と話してしまったので最後にまとめると、私は、味方に付きたいと思える企業に就職すると気持ちよく働けるのではないかと思う。

 

端的に言えば、
・その会社を応援したいと思うか
・社長の考え(会社理念)に賛同できるか

この2つを満たしていれば、自分が働きやすい職場に出会えるのではないかなと思います。なんか、ものすごく当たり前のことを言っていますね。でも、この当たり前のことに意外と気づけていなかったりするものなのです。(私です)

 

私自身は有難いことに上の2つは満たしているのだけど、別にそこまでちゃんと考えていなかったなと思っている。

自分の生活が送れること、そのために働いているだけ、というか。
別にそれでいいのはいいのだが、それだけで働き続けていると底が見えてくるのかなーと感じていたりいなかったり。


もし、好きでもない会社に入ってしまったなぁという人がいたら、その会社を今からでも好きになったらいいじゃないということでもある。
B社の車だけに感じる良さも、きっとあると思うから…。

ま、すべては考え方次第なのかもしれないね、という話。

 

なんかザーッと書いてみたはいいけど、これ、就活生の救いになってんだかなんなんだか分かりませんね。

そのうち、働くことについて~朝井さんのありがたいお言葉編~をやるかもしれないので、次回もよろしくどうぞ。