MOSIKASITE

可能性の鉱石 モシカサイト

男なら心で泣けってばよ

100の質問
36. 朝弱い?

 

A. 弱い

 

37. 目覚まし何個?

 

A. 

 

 

 

先日、研究室の男の後輩からこのような質問をされた

 

 


「床下さんは"卒業式"で泣いたことありますか?」

 

 


随分唐突な質問に床下は戸惑いながらも

 

 

「いやぁ、泣かんかったかなぁ」

 

 

と答えると、後輩は「やっぱそうですか…」とうなだれていた

 

 

 

 


何でも、実験室で他の研究室メンバーと卒業式の話になり、中学の卒業式で泣いたということを話すと

 

 

 

「は?女ならともかく男は泣かないだろ普通、ダッサw」

 

 

 

と笑われたらしく、その後も他のメンバーに聞いて回っても泣いたことのある人間が女性を含め一人もおらず、最終的に床下にも質問が回ったということらしい

 

 

 

床下の回答を聞いた後、後輩は「この研究室には冷徹な人間しかいない」と不貞腐れていた

 

 


泣かないのが冷徹なのかというところは一先ず置いといて、そもそも卒業式で泣く人は何故泣くのだろうかと床下は気になった

 

 


その問いに答えた後輩の言い分はこうだった

 

 


「小学中学と時間を共にしてきた同級生との交流、楽しかった行事、慣れ親しんだ校舎、その全てをもう感じることができないと思うと寂しくて悲しかった」

 

 


んん、至極真っ当な、めちゃくちゃ模範的な回答だ

 

 

 

 


対して、大多数の「泣かなかった側」の言い分はこうだった

 

 


卒業しても仲の良い奴とは何だかんだ会う

 

どうでもいい同級生との別れにさほど寂しさは感じない

 

友人間の「泣くとかダッセェよな」というイキッた感じの風潮

 

校舎や行事との別れは確かに寂しいが泣くほどじゃない

 

オレ、ガッコウ、キライ

 

 

 

んん、約1名原始人類が含まれているがまあこちらも妥当なんじゃないかと

 

 

 

 

 

結局のところ泣く泣かないの判断は人それぞれ理由があり一般化できるようなものではないのだが、少なくとも「寂しくて泣く」というところには共通点があるように感じた

 

 


それは「学校を取り巻く全てのものに愛着を覚えていたか」だ

 

 

 


例えば床下は、友人との別れは寂しかった

 

 

いくら「何だかんだ会う」とは言っても、毎日顔を合わせていた相手が明日からはいない

 

 

生活が変われば思想も変わるし、新しい友達も互いにできる

 

 

本当に「いつまでも仲の良い友達」でいられる保証などどこにも無かったから

 

 

 

 

 

 

次に、その他の同級生との別れもそこそこ寂しかった

 

 

これは友人との別れとは少し別の感情で、いつもと変わらない日常が明日から無くなることへの寂しさだと思う

 

 

声がでかいくせに大して面白くもないあいつや、いつも隅っこで静かに談笑してる女子たちや、机の中にライトノベルを詰め込んでいるオタクや、机にコンパスで彫刻しているバカ

 

 

いつもと変わらない風景が明日からは無いことへの寂しさ、つまり教室や校舎に対する愛着と似たようなものだ

 

 

 

 


もちろん「泣くとかダサい」という風潮も床下の友人間ではあった

 

 

しかしこれに関しては床下は特に何も感じておらず「いや泣きたきゃ勝手に涙は出るだろう、出たら仕方ない」と思っていた

 

 

 

 

 


そして校舎や教室といった物に対する寂しさもそれなりに感じていた

 

 

 

 

 

 


床下は学校を取り巻くほとんどのものに愛着を覚えていたと自覚している

 

 

 

 

 

 

 

 


しかしただ一つ、「学校」だけはめちゃくちゃ嫌いだった

 

 


両親が教師で、学校の裏の部分もよく聞かされていたからというのもあるのだろうが

 

 


ロクでもない教師(皆がそうというわけではない)や行事や同調圧力めいた校則や、個性を大事にとか言っときながら一般化させようとする風潮に辟易していたし、学校という社会に閉じ込めようという感じが嫌いで仕方なかった

 

 


それは小学校から高校まで変わらず感じていたことで、だから床下は泣くに至らなかったのではないかと思う

 

 

 

 

 


床下の好きな漫画「それでも町は廻っている」のとあるシーンで主人公が

 

 

「卒業って何かと思ってたけど、校内が社会全体っていう錯覚から卒業するんだ」

 

 

と呟いていて、床下の感じる卒業も恐らくそんな感じなんだと思う

 

 

 

尾崎豊も「この支配からの卒業〜」って歌ってるし結構な人が床下と同じ感情を抱いてるんじゃないかなぁと

 

 

 

 

 


出ることよりも行くことに視点を置いていて、色々と別れは辛いがさっさとこの束縛された世界から出て広い世界に行きたいと思っていたんじゃないかなぁと

 

 

 

 

 

 

 


まあ、とか何とか言いながら未だに大学院の研究室という狭っ苦しい社会にいるわけだが

 

 

 

 


ていうかそれよりも「何で最後に俺に聞いたんだよ」と後輩に言ったら「いやだって、床下さん一番泣かないじゃないですか、"絶対"」と返されたことにブチ切れているところです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんはどうでしたか?

 


卒業の時、何を感じていましたか?

 

 

学校という社会に、どういう感情を抱いていたんでしょうか?

 

 

 


ということで今回は卒業ソングを引用して終わろうと思います、久々にBase Ball Bearの曲です

 

 


「若者のゆくえ」

若者のゆくえ (弦楽グラデュエーションver.), a song by Base Ball Bear on Spotify

 

 

青空を眺めては
説明できない気持ちをかざしてた
何もなくすべてがある日々に、さようなら
君に、おめでとう


信じるものを見失い心塞いで
暗がりの中、自分を守ることに必死だったけど


さぁ、これから何処へ行こう
一人でさ
若者のゆく先に光あれ
君に、おめでとう

 

恋愛や友達との清算できない切り傷があれど
手に入れたその優しさは
痛みを分った君の、一生もの

 

いつの日か報われる時が来るのだろうか?
想う旅立ちの朝
「ひとりぼっち」は素晴らしい意味だ


さぁ、これから何処へ行こう
一人でさ
若者のゆく先に光あれ
君に、おめでとう

 
教室の隅に置き去りにした
何かにそっと手を振った
不思議と涙がこぼれてきても
階段昇り、光に向かってゆけ

 
さあ、これから何処へ行こう 一人でさ
若者のゆく先にいま光あれ
これから何処へ行くも君次第さ
若者のゆく先に光あれ
君に光あれ
君に、おめでとう

 

 


めちゃくちゃ良曲や…

 

 

 

ちなみにボーカルの小出さんは友人も少なく学校も大嫌いだったのでこんな感じの歌詞になったそうな

 

 

 

まあ歌詞を見た感じ、いかにも過去との決別って感じの曲ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれもしかして、質問に関して言及してないのがバレてますか?

 

 

めちゃくちゃつまらん質問なので答えなくていいかと…

 

 

 

いやいやめちゃくちゃ朝弱いっすよ、ええ

 

そりゃもう、ウォーキングデッドですわ

 

低血圧なんだからしゃーないすよね

 

でも最近気付いたんですが、床下にとっての朝は7時半より早い時間で、それ以降の時間帯に起きるときはどんなに寝てなくてもあんまり弱くないみたいですよ、ええ

 

もうこんな感じでいいすか、ダルいし疲れたわ

 

 

 

じゃ本当に最後に、明日の目覚ましの写真載せますね

 

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スヌーズの意味を知らない人みたいになってるな