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でもレインはメイクしたいよな

100の質問

27. 怖い映画、話とか平気?

 

A. 今は平気

 

 

クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬という雰囲気ですが皆さんはいかがお過ごしですか?

 

 

冬休みを謳歌している人や実家に帰っている人や仕事の締めに追われている人など様々いるかと思います。

 

 

 

当の床下はというと、上記の3つ全てに当てはまります。

 

 

研究室は冬休みに入っていつ登校してもいいので気楽ですし、実家には毎日帰っているし、かと思えば年明けの修論提出に向けてデータ整理に勤しむ毎日です。

 

要は起床時間が多少遅くなっただけで特に変わりないってことです。

 

 

 

 

床下は年の瀬のこう、なんていうか、「2017、終わるぜ~~~~~~」という雰囲気があまり得意ではなくて、同時に年明けの「始まったな、2018」というのもあまり得意ではない(つまり転換期みたいなのが嫌い)ので、なるだけ怠けすぎず働きすぎずないつもと変わらない日常を過ごそうと思っているわけです。

 

 

 

皆さんも思い思いの年末年始を過ごしてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

本題に移りましょう。

 

 

 

実は床下はめちゃくちゃビビりです。

 

 

幽霊とかホラーとかびっくり箱みたいな所謂怖い系のものがホントに無理です。

 

 

幼い頃は、兄に「トイレにはトイレ魔人が出る」などと嘘をつかれて怖くて一人でトイレに行けない期間があったし、世にも奇妙な物語なんて観れたもんじゃなかったし、寝るときはオレンジ色の豆電球を点けていないと怖くて眠れませんでした。

 

 

今はそんなのじゃいちいち怖がらないけど

 

 

深夜の映画の再放送で呪怨がやっていたら即刻チャンネルを変えてしまうし

 

 

不審者を発見して尾行してるときにバレてしまって追いかけられたときは除細動器を当てられてるんじゃないかと思うレベルで心臓が脈打ってました。

 

 

 

 

ただ、回答に「今は平気」と書いたのは、そんなビビリングスピリットを包み隠して余りあるほどのポーカーフェイスが床下には備わっているためです。

 

 

 

実際にビビるような場面にあっても顔だけは平常心を保つようにしていて、上述した場面においても顔はいつもの気の抜けた顔だったと思います。

 

 

そんなポーカーフェイスだと不思議と怖いという感情も薄れてきて、今はホラー映画も見れる(映像や話がチープなのであまり好きではないけど)ようになりました。

 

 

尾行がバレたらでっかい声で「不審ーーーーーーーー!!!!!」と叫ぶようになりました(これで相手は大抵逃げるが、自分が不審者になるという側面もある)。

 

 

 

 

 

 

ただやっぱり一番「怖いもの」に対して耐性がついてしまった理由は、きっと「一番怖いのは自分を含めた周りの人間」ということに気付いてしまったからだと思うんです。

 

 

行き過ぎた宗教観でテロを起こしてしまったりだとか、歪んだ愛情で相手を傷つけてしまったりだとか、同調できない相手を貶めてしまったりとか、完全な快楽目的で他者を殺めてしまったりだとか、あとは上述した愉快な不審者たちとか、まあ挙げればキリが無いです。

 

 

そういうニュースを目にするたびに、その事件がというよりも、そういうことを自分を含めた人間誰しもが起こしうるんじゃないかというところに恐怖を感じずにはいられません。

 

 

 

床下の母校(高校)出身で昔某携帯会社の会長をやっていた人がこんな言葉を口にしていました。

 

 

 

 

 

結果 = 才能 × 熱意 × 考え方

 

 

 

 

 

 

この言葉の重要なところは、才能と熱意の値は1~100の範囲で定められていて、考え方だけが-100~100(≠ 0)で定められているところなんですね。

 

 

 

例えばですけど、同じアイドルとして活躍している元SMAP(書いてて悲しくなる...)の木村拓哉さんと中居正広さんで比較してみると分かりやすいです。

 

 

 

この2人における結果というのは「アイドルとして成功すること」で、才能は「アイドルとしての素質」で、熱意は「アイドルとして成功したい!という思い」、これらは2人に共通して与えられている定義です。

 

 

熱意という点ではこの2人の間で他者が比べられるようなものではなく、等しい値だとします。

 

 

しかし才能という面では違います。

 

 

アイドルというのは色々な成功の仕方がありますが、一番王道となるアイドルの成功というのは文字通り人々にとっての偶像的な存在であることで、アイドルを目指す誰もが最初に思い描くのはこの成功法だと思います。

 

 

そのようなアイドルの成功を目指すとなった時、才能という面ではこの2人の間で大きな差がありました。

 

 

木村くんは演技が上手でドラマや映画に引っ張りだこ、歌もうまくてギターも弾けて踊りもできる、スポーツも何をやらせても上手いし、スター性もある。

 

 

偶像的な存在として成功するには申し分ない才能です。

 

 

本人もきっとそれを自覚していて、その道で生きていくという「考え方」を持ったからこそこれまでの成功があるのだと思います。

 

 

いわば彼の結果の方程式は極端に書くと

 

 

結果 (1000000) = 才能 (100) × 熱意 (100) × 考え方 (100)

 

 

完璧すぎる結果です。

 

 

 

 

 

 

対して中居くんはと言うと、踊りこそ上手いものの歌はゴミのような下手さ(全国民合わせても下から数えた方が早いレベル)、演技も上手くは無くドラマや映画はさほど人気が無い、しゃべり方も田舎のヤンキーみたい、スター性もない(言いすぎか?)。

 

 

偶像的な成功を目指すにはあまりにも才能が無さ過ぎた。

 

 

だからこそ中居くんは考え方を変えた。

 

 

「皆に憧れを持たれるスーパースター的アイドル」ではなくて「面白くて身近な存在に思えるヤンキーの兄ちゃん的アイドル」を目指した。

 

 

そして彼にはその才能があった。そして今ではバラエティの司会に引っ張りだこのアイドルになった。

 

 

彼の成功は方程式で書くと

 

 

結果 (1000000) = 才能 (20 + 80) × 熱意 (100) × 考え方 (100)

 

 

プラスアルファ的な別の才能を考え方の改善によって足し合わせることで、木村くんと同じレベルで成功を勝ち取ることができたということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

例えが長くなってしまいましたが、要は結果というのは考え方次第でどうにでもなるということなんです。

 

 

地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教も才能と熱意という面では大きな値を取っていたはずで(だからこそ今でもファンがいたりする)、でもその分考え方がマイナスに振れてしまっていたせいで、あのような大きな事件を起こしてしまったわけです。

 

 

でも彼らの存在に恐怖するのはちょっと床下の中では違っていて、「自分が熱意や才能を持っている何かに対して考え方がマイナスにならないとは限らない」という点に大きな恐怖を床下は感じるんです。

 

 

才能の値は不動的なもので、数直線上を動くものじゃありません。

 

 

熱意の値は動的で、かつ線グラフ的に動くものだから自分でも追いやすく修正もしやすい。

 

 

一方考え方の値はというと、動的かつ不規則です。

 

100の値を取っていたと思えば、ちょっと目を離すと-50になっていたりする。

 

考え方だけは他の2つのファクターとは一線を画していて、つまりはプラスもマイナスも表裏一体な存在なのです。

 

だからこそ自分が間違えないという確信が持てないし、不規則な動きのせいで値を正確に追うことができずに自分を見失う、そこに恐れてしまう。

 

 

 

だから床下は何をするにも考え方がプラスに振れているかというのはすごく意識していて、いつも「これで本当に正しいのか」と悩んでいます。

 

 

まあ正しさの物差しも結局は主観的かつ盲目的なものなので、どうにもならないんですけどね。

 

 

もし床下がテレビに取り上げられるような大犯罪をしでかしてしまった時はこの記事を晒してください、遺言です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな結果の方程式について考えていたら、SMAPの解散は結局メンバーの考え方の食い違いと事務所の考え方がマイナスだったせいだよなあなどと考え始めて気分が落ち込んできたのでここらで記事を終えます。

 

 

 

 

 

 

最後に、「考え方」を間違えた男の心情を歌ったBase Ball Bearの「レインメーカー」という曲を引用して終わります。

 

 

世界中で俺だけが気にしてることばかり気になり続けるんだ
世界中のほとんどが気にしてることマジでどうでもよすぎるんだ ああ

ねぇ、じいちゃん。
また、ばあちゃんが心配しそうだなぁ

世界中がバカだから身なりやら言葉やら気にし続けてきた
世界中がバカだから俺がなんとかしなきゃとか考えてるんだ ああ

ねぇ、父さん。
若い頃 俺みたいだった?
ねぇ、母さん。
小さい頃 俺こんなんだった?

なぜ 雨 透明の雨
透明の傘差し しのぐけど
なぜ なぜ 透明の声
透明の答えが 濡れそぼる

かなしいコイン集めても 何にも替えられず
俺のようになるな、妹よ
幸せはポケットのなかにある

ねぇ、父さん。
このまま 進んでもいいかな
ねぇ、母さん。
疲れたら 帰ってもいいかな

なぜ 雨 透明の雨
透明の傘差し しのぐけど
なぜ なぜ 透明の声
透明の答えが 濡れそぼる

ただ ただ 透明の夢
透明のカーテン ゆれる夢
ただいま 透明の家
透明の笑顔がこぼれる

 

 

ちなみにこの曲に出てくる男のモデルは「LOOPER」という映画の悪の親玉です。

 

主演のジョセフ・ゴードン・レヴィットがカッコよすぎるので是非。