MOSIKASITE

可能性の鉱石 モシカサイト

世界で一つだけのアイス

100の質問
4.好きなアイスの味は?

 

A.何だそれは

 

 

何だ、この質問は。

4問目にしてこんなこと言いたくないが、出題者は脳に白子が詰まっているんじゃないのか。いい加減にして欲しい。

 

アイスというのは、単に味だけでその評価が全て決まるような代物では無いはずだ。いや、正確に言うと、味覚だけが"味"ではないはずだ。ジャンルはどういったものなのか。シャーベット状か、ジェラートか、クリーム状か。形状はどういったものなのか。バーなのか、カップなのか、モナカ系なのか。

 

例えば、床下は大学院で有機化学の研究をしていて、有機化合物を合成していたりする。ねるねるねるねのレベルアップ版と考えてもらっていい。

ねるねるねるねを作る時、我々学生は最強に美味いねるねるねるねを作ろうとする。それは、ただ単に説明書通りにやって出来上がるものではない。

水は水道水なのか、はたまたミネラルウォーターか。軟水なのか、硬水なのか。練る回数は。速度は。作業をしている時の温度は。なんなら粉は全て入れてしまっていいのか。もしかしたら少なめがいいかもしれない。こんな条件を一つ一つ検討し、何度も作り直す。

そうしてやっとのことで、最強のねるねるねるねが完成する。

 


アイスの"味"も、同じじゃないか。

 

 

アイスの"味"というのは、味覚+様々な条件が揃った段階で初めて定義されるものだ。

そう簡単に、まるでバカを売りにしてるモデルが聞くかのように、

「えっと〜↑ 好きなアイスの味は〜↑ なんですかぁ〜↑」なんて

 

 

 

 

 

 

 

聞くな!!!!!!

 

 

 

 

 

 

ということで、この質問には答えかねる。

敢えて言うなら、ガリガリくんはコーラ一択、ハーゲンダッツならクッキーアンドクリーム、チョコでコーティングされたバー型ならパルムの普通のやつ、ハンディ型ならチョコモナカジャンボ、挙げていけばキリがない。

 

 

 

こういった質問に対する疑問は、就職活動時の性格診断でも嫌という程あった。

 

 

と、いうことで、今回はハニホーというサイトの結婚診断においてめちゃくちゃ疑問に思う質問について文句を言っていこうと思う(アイスの味の話でこれ以上話を広げるのは無理がある)。この診断は、当てはまるもの全てにチェックをつけていくというものである。一つ目の質問から見ていこう。

 

 


1.味噌ラーメンを注文して、間違えて醤油ラーメンがきても「いいよそれ食べるから」と思う。
2.間違えて醤油ラーメンがきたらほぼ確実に作り直してもらう。

 

 

いやいやいや、これは場合によるだろ、どう見ても。俺は今日は味噌ラーメンが食べたいんだ!!!絶対絶対ぜーーーーーーっっったい!!!というメンタルで来ていれば間違いなく2を選ぶ。


しかし、とりあえず他に食いたいもんがないのでとりあえずラーメンというメンタルでラーメン屋に入っていたなら、正直何味かなどどうでもいい。もしかしたら醤油の方が美味いやも知れぬし。


さらに、味噌ラーメンしか売ってない店で醤油ラーメンを出された場合を考えてみよう。

逆にめちゃくちゃ気になりませんか?

うちは味噌ラーメン一本でやってますよって面構えのくせに、醤油ラーメンをどうやって作ったのか。是非食いたい。

 

ということでこの質問はゴミです。次。

 

 

3.テーマパークでデートするとして、相手が朝早くから行きたがったら、結構イヤだ。

 

 

これも場合によるだろ。前日の疲れ具合とかさぁ。いや、前もってそんな風にごねているなら、じゃあ早く行こうと言って前日は疲れがたまらないように気をつけますよ。でも前日になって、こっちは有休を取るために仕事を全部片付けてるから疲れてるのに、急に朝早くに行こうよ!とか言われたらそりゃーーーーーーーーもうバルス!!!!!!!!!!!!!!

 

ということでこれもゴミです。次。

 

 

4.風邪をひいたとしても、薬や病院にあまり頼らないほうだと思う。

 

場合によるだろ。重さ具合に、よるだろ。

 

 

ゴミ。次。

 

 


5.隣で寝ている人(彼氏彼女など)に「歯が痛くて眠れない」という理由で深夜に起こされたら、たぶんイラつく。

 

これも場合によりますね。場合によってはその歯を拳で叩き折ってベランダからゴーーーーーーーシューーーート!!!!!!!!してしまうかもしれない…優しくできる自信がない…。

 

次。

 

 

 

6.隣で寝ている人(彼氏彼女など)に「怖い夢を見た」という理由で深夜に起こされたら、たぶんイラつく。

 

いやいやいやいや場合によりますね、これは、ねえ。そもそも恋人が自分のタイプの顔でなかった場合は、「いやお前の顔がこえーよ、悪夢か」と言って寝てしまうかもしれない…。

 

次です。

 

 

 

7.コンビニのレジで列ができていて、周りが見えてないおばちゃんが間違えて割り込んだら、たぶんイラつく。

 

はい、場合です。これはもう場合すぎるでしょ。まずババアの元気さを見て判断しますね。田んぼからそのまんま来ましたみたいなババアだったら手を差し伸べながら談笑してしまうけど、銀座からそのまんま来ましたみたいなケバケバババアの場合は頭からクレンジングオイルをぶっかけた後にミネラルウォーターをかけて乳化させてしまうと思う…。

 

 

 

ということで、こういうのは場合がすぎる。だからアイスもせめて何のアイスか決めて欲しかった。

 

ここまで書いたところで薄々感づいている読者もいるかもしれないが、床下はすこぶる優柔不断だ。

 

何でもかんでも上記のように全ての条件を設定した上で好きか嫌いかを決めたい人間であるから。

 

ということで今回は、床下の愛するBase Ball Bearの曲の中でも最も共感の強い「愛してる」Base Ball Bear - 愛してる - YouTubeという曲で締めくくろうと思う。

 

 

初めての「愛してる」で
君はちょっと哀しい眼をしていた
喜んでくれると思ってたのに
すきま風が吹いた そんな気さえもしたんだ

漠然とプレゼントみたいに思っていた
男の子な発想とはいえ

愛してる、君を 間違いはないはず
君と歩んでいきたいはず

愛してる、はず

三度目の「愛してる」で
君は僕を嫌いになったって告げた
本当なんだと繰り返す僕は
何かが違うような そんな気がしていたんだ

親友と焼酎で広げる恋愛論
フューチャーもアンサーも無いや

愛してる、君を 間違いはないはず
そう、君と歩んでいきたいはず

愛してる、はず

その言葉を口にするたびに
愛が逃げていく気がする
愛は形のないものだから
似ているものを そう、僕の心をあげる

愛してる…

愛してる、君を 間違いはないはず
君と歩んでいきたいはず
愛してる…はず…たぶん

 

 

 

P.S. 結婚診断の結果です。完璧ですね。未来の結婚相手さん、宜しくお願いします。

 

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稼ぎ下手

ぺけです。3回目の投稿です。
今回は愚痴といいますか言い訳がましい記事になっています。ご注意ください。

 

大学に入るちょっと前からバイトを経験していて今も一応やっているのですが、どうも自分はお金を効率良く稼ぐのが非常に下手だなあと感じています。
と言うのも、他人がやっているバイトの話を聞くたびに、自分は今まで割に合わないバイトばっかり経験してきたとつくづく思わされるのです。


以前までは最低賃金が低い県でずっとバイトをしていて、その程度の賃金が当たり前だと思っていました。一番最初に経験したバイトに至っては時給700円無かったです。大学の知り合い達はもっとまともな最低賃金の下で働いていて、時給に対する相場感覚が最初から違っていました。それを受けて、一定以上の時給のバイトだけしようと思うようになりました。


たまに良いバイトを見つけたり紹介されたりすることもあるのですが、そういうバイトに限って、日程の都合が合わないとか、家からめちゃくちゃ遠くて交通費の面で損するとか、面接で落とされるとかで、中々縁がない。
今まで経験したバイトは長期短期合わせて15くらいあります(派遣除いて)。今やってるバイトは時給1000円とかそれに近い額の仕事をやっていて、これでも"以前に比べたら"かなり割の良いバイトをやっていると思います。ただそれでもコンスタントに働けているわけではなく、周りと比べると全然稼げてないし、自由に時間の使える大学生活でお金もろくに稼げてなくて使えてないと思うと、非常に損しているような気がします。

 

そういうこともあってか、去年あたりから非常にケチになったなと感じています。お金を節約するのは良いことですが、ちょっと度が行き過ぎているなと思うこともあります。
最近では、現金払いすると何のポイント還元も無くてそれだけでも損したような気分になったりします。お金使ったのに何にもポイントが貰えないのが嫌な体質になってしまいました。
安物買いの銭失いにだけはならんようにせねばと思います。

 

そんな私ですが、貯金がまだそこそこあることと、祖父母に何かとお祝いという名目でお金を恵んでくれることと、この歳になってお年玉を貰えていることが救いになっています…
本当にありがたい限りです。
Twitterでも言いましたが、貯金があるのは高校までまるでお金を使わなかったからです。お年玉とか貰っても特に使い道が思いつかず貯金するしか能のない状態だったので。それが今になって役に立っているので良かったなと。

 

貯金があるとはいえ、ちょっとずつ貯金を崩してやり過ごしてるのも事実だしこういう生活がいつまでも保つわけじゃないのでね。早く黒字生活に戻したいッ…

 

え?恋話はどうしたって?そんなもんは犬に食わせておけば良いんだよ。

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ロボットからの成長

みなさんの恋話楽しく拝見したのでお返しに私のゴミにしかならない恋話をお返しいたします。今回書くことは恋話というかまあ好きってなんぞや??って話になるのですが。

私は割と好き嫌いがはっきりしてる方。好きなものはチョコレート、写真、女性アイドル、カリスマ性のある(一芸のある?)人。嫌いなものは魚卵、浮遊感、辛いもの、下心見え見えな人、おばけ。

自分で自分の好みはある程度把握できてると思っているし、我ながらわかりやすいとも思う。

でも恋愛の好きは未だに把握できていない。

現在彼氏がいるがその人のことを人としてはとても尊敬している。影響もたくさん受けているし新しい知識を与えてくれる良い人。人としては大好き。

でも、恋愛として好きかと聞かれるといまいちぴんとこない。恋愛としての好きと人として好きの違いって明確にはどこなんだろう……

 

大学に入って初めてできた彼氏(以下Aくん)、自分が育ってきた環境から出てきて初めてできた信頼できる人。好きだった自信があった。でも、ふとしたことですれ違って、最後に言われた言葉は

「お前は俺のことほんとは好きじゃなかったんだよ」

多分これが私が好きがわからないぞと思い始めた最初だったと思う。私はあなたのこと恋愛的に好きだと思ってたはずなのにその言葉を言われて「そうかあ」としか思えなかった。

Aくんは私よりも私の気持ちに敏感だったのかな?それともなんとなくで言ったのかな?今となっては話すのも気まずいから聞くに聞けないけど、正直私の愛情表現は足りなかった?具体的にどうしたらよかった?という質問をしたくてたまらない。

まあそれから何人かとお付き合いしたり一晩過ごしてみたりしました。好きってなんぞや?と思いながら。結果、未だによくわからない。その人たちのことを人として尊敬していた自信はあるけど恋愛的にはよくわからない。どんだけ顔がタイプだろうが、性格が合おうが、相性が良かろうがそこから恋愛にどう持っていけばいいのかわからなかった。

友人たちがこの人と別れたら死ぬとか、毎日学校で会ってるのに夜中ずっと電話するとかそういう気持ちに私の心が動かなかった。のか、もともと素質がなかったか。どっちかだなあ。

私のことを好きでいてくれる人がいるのに私がその人に気持ちを返してあげられないことが申し訳ない。私も早く恋愛の好きがわかるようになりたいなあ…

押し負けて付き合うとか、一晩過ごしちゃうとかそんなことがこれからは減るように。この人が好きだ!って思ってから次に進むように努力していきたいと思います。

NOロボット!YES共感できる人間!

 相変わらず文章が下手だ!がんばる!!

最後にかわいいにゃにゃーんおいてさらば。f:id:meeeeeeeeen:20170927155026j:image

受け入れろ、全てを

100の質問

3.好きな匂いは?

 

A.全て

 

床下は所謂匂いフェチだ。

 

と書いてみたところで、すぐに表現の間違いに気づいた。

 

 

フェティシズム(英語: fetishism)とは、人類学・宗教学では呪物崇拝、ソーシャル、経済学では物神崇拝と訳される。また、心理学では性的倒錯の一つのあり方で、物品や生き物、人体の一部などに性的に引き寄せられ、性的魅惑を感じるものを言う。極端な場合は、性的倒錯や変態性欲の範疇に入る。
Wikipediaより引用)

 

 

つまり、大衆が普段用いているフェチという言葉は、この定義から見ると「性癖」ということだ。ある特定の匂いを嗅ぐことで匂いを発する対象に性的な感情を起こす。


確かに床下も、興奮する異性の匂いなどは存在する。好きになる条件としてそういった感情を起こさせる匂いかどうかを加味していないわけでは無いし、思い起こせば今までお付き合いした異性はみんなその条件を満たしていた。

その条件を満たしている異性の友人の顔をまじまじと見た後「匂いは良いのに、もったい無いな」と言って引っ叩かれたこともあった(人生で一番痛い平手打ちだった)。

 

 

が、

床下の「匂い」に対する執着心はそういったものだけでは留まらない。

 

 

 

と言うのも、床下は五感の中で嗅覚が著しく鋭い。

自室に漂ってくる母が作る夕飯の匂いで料理が何かということは外した試しがない。

他人の使っているシャンプーや香水が変わればいの一番に気付く。

電車の中で友人の匂いがして辿ってみると、友人の母に出くわしたこともある。

浮気している友人をいつもと匂いが違うことから見抜いたこともあったし、

酒蔵で利き酒大会をやった時は飲まずに純米・大吟醸純米大吟醸・熟成酒を嗅ぎ分けた。

 


幼い頃から、床下の行動や思考にはいつも「匂い」が付きまとっていた。そんな風に生きてくると、まるで世の中に溢れている「匂い」たちが人生を共にしてきた親友であるかのように思えてきた。

 


異性の放つエロい匂いも、

母の安心する匂いも、

両親の実家の線香や畳の匂いも、

雨に濡れたアスファルトの匂いも、

剣道の防具から漂う藍染と汗が混ざった匂いも、

学校のおじさん先生から漂うコーヒーとタバコの匂いも、

コンビニのペペロンチーノの容器を洗わずにゴミ箱にぶちこんで数日経った後の匂いも、

靴ごと川に入って遊んで帰った日の足の匂いも、

レモンティーを飲んだ後の自分の口臭も、

 

 

どの匂いも、床下にとってはたまらなく愛おしい。何故なら、全ての匂いはどれも個性的で、そこでしか放てない最高の匂いだから。

 

「みんな違って、みんないい」とどっかの詩人が詠ったように、床下は全ての匂いに対してそのような思いを抱いている。全部の匂いを「それも、アリだな」と心底思っている。

 

 

 

 

 

 

こんなにもノスタルジックというかメンタル弱めな感じで熱く文章を綴っているのは、まさに今日、そのようにならざるを得ない出来事があったからだ。

 

 

同志社大学に通う中学時代の友人(以下同志社と称する)が今月で大学を卒業して今日帰省してくるというので、夕飯を一緒に食べるという約束をした。

同志社は小学校からの付き合いで、少々お調子者で不良グループと共に度を超えた行動をとることはあったが、基本的には良い奴だった。友人グループの中には嫌っている者も数人、いや結構たくさんいたが、本音でぶつかれば話の分かる奴だった。

 

 

 

集合場所に向かうと、他にも何人か中学の同級生がいた。ということでメンバー紹介をする。

 

①パチプロ
色々なポテンシャルは高いのだがメンタルがデフレスパイラルに陥りやすく、今はパチンコで生計を立てている(かなり稼いでいるらしい)。しかし、パチンコを辞めるに辞められない現状を打破しようともがいている。応援したい。


コブダイ
昔から異性にモテていて、そのことで友人グループからいつもいじられていた典型的な優しい奴。コブダイに顔が似ている(何故モテるのか)。


③前園
前園真聖に顔が激似である。典型的上にゴマすり下に威張るというような奴で、スクールカースト的に下だった床下のことを見下していた。同志社とは仲が良かったが床下は正直好きではなかった。高卒で就職している。


④クソ女
不良グループのトップと付き合っていたことで自分もスクールカーストのトップだと思っている女。当然床下のことは見下していた、というか眼中になかっただろう。名前から分かるようにめちゃくちゃ嫌いである。今はキャバ嬢か何かをやっている。


⑤取巻さん
クソ女の取り巻き。正直あまり印象がない。いつか話した時、勉強はできないけど賢いタイプの人だなと思った記憶がある。

 

 

さて、メンバー紹介で察してくれたかもしれないが、床下がメンタルを崩してしまっている理由は言うまでもなく前園とクソ女のせいである。

 

床下が集合場所に着くなり


「ヒャハッ、ウケる〜」とか言うクソ女。

何がウケるのか。ヒャハッて何だ、ピエロを装っているけど実はめちゃくちゃ強いタイプの敵キャラなのか。


「お前まだ親のスネかじって学生やってんの?笑」と嘲笑する前園。

色黒なせいで歯がめちゃくちゃ白く見える。


「研究って何?キモいね」とか言うクソ女。

何がキモいのか。いや…確かに研究はキモいかも…。


「今不景気だし、そんなに頑張っても俺の生涯年収越せないんじゃない?笑」とか言う前園。

前園真聖の生涯年収は確かに越せない。

 

 

 

 

 

…何とも言えない気分になった。怒りは不思議なくらい全くなくて、何というか、ただ悲しかった。

 


床下は別に、自分が大学院に行って、研究をして、そこそこ大手の企業の内定を得たことを褒め称えてもらいたかったわけではない。

 

ただ、自分では到底理解し得ない環境や世界を「それも一つの選択だな」と尊重して欲しかった。

 

床下だって前園やクソ女の住む世界なんて分からない。

でも、自分よりも圧倒的に早く就職した前園は社会人として自分よりも上手だと思うし、キャバ嬢にはキャバ嬢にしか分からない大変なことがいくらでもあると思う。

それを尊重したいと思っている。

 

自分が今まで歩んできた道を真っ向から馬鹿にされたことが悲しいのではない。馬鹿にするような奴には馬鹿にさせておけばいい。全ては結果が決めることだから。

 

そうではなくて、中学生の時のスクールカーストでしか物事を見ることができていないことが悲しかった。彼らにとって床下は、運動が苦手で容姿も大したことなくて勉強ぐらいでしか人に勝てるものがない中学生の時の床下のままだった。同じ土地で生まれ育ち、同じ分の時間を消費してきたのに、何故こうも違うのか。どうして常に上であり続けようとして他人を蹴落とすのか。

 

 


でもそんなことを言う気力も湧いてこなくて、居た堪れなくなり、「研究室に戻らないと」と嘘をついてその場を離れて家路に着いた。

 


同志社は「わりぃ!」という顔で床下を見送った(そもそもこいつらを何故呼んだと若干イラついている)


パチプロは「今度違うやつらと飲もう。俺を救い出してくれ」とラインしてくれた(頑張れ)


コブダイは終始バツの悪い顔でうつむいていた(可愛いな、こりゃモテるわ)


取巻さんはそっぽを向いてずっとタバコを吸っていた(カッケェ)

 

 

 

帰る途中、Base Ball Bearの「Ghost Town」という歌がずっと脳に鳴り響いていた。

 

 

学校一モテていようが
いい所の生まれだろうが
途方もないワルだろうが
みんなみんな幽霊になった

 

ああ夢を見ていたい
夢を追いかけたい
こんなもんじゃないと信じていたい でも
あの商店街を あの住宅街を
何度さまよえど どう探せど
ただただ現実しかないさ

 

この町をはやく逃げ出そうぜ
引きずり込まれる前に
この町を逃げ出そうぜ
Ghost Town Ghost Town
ここじゃないどこかへ逃げ出そうぜ
僕がまだ僕でいるうちに
ここじゃないどこかってどこだい?
Run Run Run...

 

 

 


そして現在、という感じです。

「みんな違って、みんないい」なんてみんなが思うことじゃないってことだな。

それでも床下は、全ての匂いに対する思いと同じように「それも、アリだな」と全てを尊重できる人間でありたいと思っている。

 

だから前園とクソ女、もしこのブログを見ていたら、

 

次は美味い飯を食おう、お前らの奢りで(途中退席なのに結構払ったことを根に持っている)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに席を立つ時クソ女からめちゃくちゃ良い匂いがしてめちゃくちゃ興奮した。以上!

ヒトとヒトが支え合って人になるのは難しい

2本目から濃い話(テセウスの船 - 仮説トイレ)をしてしまったので今回は少し取っ付きやすいものを。


今回は恋愛の話です。そうです、みなさん大好き恋バナです。かく言う私も恋バナが大好きで、三度の飯より恋バナが好きって言…うのは過言ですが、まあまあ普通に好きです。
と言っても僕自身そんなに恋愛経験がたくさんあるわけでもありません。付き合った人数は覚えてませんが、これは自慢でもなんでもなく、ただ単に興味がないから記憶に残ってないだけです。ただのクソ野郎ですね。ウケる。

 

さて、みなさんには恋人はいますか?片思い中の人、両思いだけどワケありで付き合ってない人、付き合いたてでキャッキャウフフしてる人、付き合ってるけど惰性でダラダラ続いてるだけの人、結婚まで考えてる人、様々いるでしょう。
この中で恋バナを聞いて一番楽しいのはやっぱり片思い中の人でしょうね。すでに恋人がいる人からノロケを聞くのも楽しいですが、ずっと聞いていると「幸せそうだね!死ね!」と言いたくなるので、まあ、その、ね?察してください。


片思いって素晴らしいですよね。恋愛は片思いの時期が一番楽しいというのもすこしわかります。片思いをしていると相手のことはなんでも素晴らしく見えてきます。素晴らしいものを素晴らしいと眺めながら生活しているので、当然、その人自身も素晴らしくなってきます。ゆえに恋する女性は美しいのです。
相手の好きなものを調べて話を合わせられるように努力してみたり、いつもより少しオシャレに頑張ってみたり、ドキドキしながらご飯に誘ってみたり、なんといじらしいことでしょう。最高ですね。片思いしてる女の子はそれだけで可愛いので、相談を受けようものなら全力で後押ししたくなります。

 

ですが、僕は最近、年齢を重ねるごとにそういった「好き」という感情に鈍くなったように感じます。特に20歳を過ぎてからだんだんと好きってなんなんですかねぇみたいな色が濃くなってきました。
まあでも好きにも色々あって、例えば、僕はアイドルマスターシンデレラガールズって作品の諸星きらりというキャラクターが好きですし、岡本太郎の作品やCHEMISTRYの曲、森博嗣の本など好きなものはたくさんあります。これを仮にlikeだとして、恋愛的な意味の好き、愛おしいをloveだとすると、最近感じられないのはこのloveの方だってことです。


これは僕の中では由々しき事態でして、生まれてこのかた20年余り恋人が欲しいと願わなかった日はなかった僕が恋人を欲してないのです。というより、特定の誰かと恋人になった未来を感じ取れないのです。
これほど恐ろしいことはありません。現在20代前半、今は恋人は特に欲しいとは思いませんがこのまま独り身で気ままに生活を続けていき30、40と歳を重ね、ふと、寂しさを感じ始める時期が来るやもしれません。その時、どうしましょう?今までなんの努力もせず、むしろ避け続けてきた伴侶を40から探しはじめる。そんなことでうまくいくはずがありません。ですが、1人は寂しい、孤独に耐えられない、しかし寿命が来るまで寄り添ってくれる人はいない。そうして悶々と過ごしながら50になり、60になり……。おお、なんと恐ろしい…。
ですがこの恐ろしい未来を予測したところで、僕の今の恋人は必要ないなという気持ち、loveの意味で人を好きになれない状況は変わらないのです。


とても困りました。


人を好きになることはこんなにも難しく、特別なことだったんですね。にも関わらず、過去の恋人を「さあ…興味ないから…」で忘れ去っていく僕にどうして恋人ができましょう?これは天罰ですね。甘んじて受け入れます。

 

はて、いつの間にか少し暗い話になってしまいました。

まあ僕は絶望愛好家なのでこの手の暗い話はヨダレが出るほど好きなんですが、その話はまた今度しましょう。

 

それでは今日はここまで。

 


アインシュタインの人

おならが臭い人は硫化アリルの摂りすぎです

100の質問

2.好きな食材は?

 

A.ネギ

 

ネギを愛しすぎている。

納豆には必ずネギを入れるし、ラーメン屋では必ずネギをトッピングするし、ご飯にネギと塩をかけて食べることもあるし、丸亀製麺ではネギを食いに来たんじゃないかと勘繰られるレベルで無料トッピングのネギを入れるし、UFOキャッチャーにあったネギのぬいぐるみに一目惚れして1000円かけて取ったこともある。
そのぐらいネギを愛している。

 

 

「前回の記事と同じ流れじゃないか。今度はネギの呪いについてでも話す気か。」と思った読者に問う。

 

 

我々の人生もそういうものではないのか、と。

 

 

太陽は毎日同じように東の彼方から昇り、同じように我々の脳天を突き刺し、同じように西の境界線へ消えていく。


我々も毎日同じように目を覚まし、同じように何がしかの行動を起こし、同じように明日の到来を夢見る。

 

床下の敬愛するBase Ball Bearのダビングデイズという曲もこのように歌っている。

 


今日がまた昨日の焼き直し
明日からは 明日こそはと誓えども
明日はまた今日の焼き増し
くり返し くり返しになっても
またくり返す ダビングデイズ

 

 


毎日はまるでダビングされていくかのように同じことをくり返す。でも実際は、少しずつ変わっている。

太陽は海と空の狭間から顔を出す際、「今日は少々角度を変えてみるか」と言わんばかりに少しずつ地球との関係性を見直していく。

我々も同様に、毎日少しずつ考えや行動を変化させている。

 

床下は人生における「岐路」や「ターニングポイント」という地点の存在をあまり信じていない。日々は少しずつ変化していくものだから。同じように繰り返される毎日だが、合わせ鏡のようにぴたと一致するような日など一つもない。そこには毎日のいたるところに落ちている小さな変化、つまり「変化の種」というものがあるからだと床下は考えている。

 

 

我々は毎日変化の種を植える。その種はいずれ芽を出し茎を伸ばし花を咲かせる。そのような花を見たとき、人はきっと「こんな花があんな砂利のような小さな種から生まれたはずがない」と無意識に思ってしまう。だから皆「この花はあの時空から花という存在のまま落ちてきたのだ」と信じて疑わない。

 

だが実際は、種を植え、水をまき、花を咲かせたのは己自身に他ならないのだ。床下は自ら植える変化の種を見逃したりはしない。一つ一つ心に刻み込み、今までまいてきた種があってこその床下なのだと言いたい。

 


だからこそこの記事も、同じような始まりだったとしても結末は異なるものだ。考えてみて欲しい。もし床下がオレンジという概念と全く同じようにネギを愛していたとする。そうなれば、床下はネギの呪いにかけられていることになる。

 

 

母に「遅刻するぞ!」とネギで叩かれながら起こされ、寝ぼけ眼の中ネギで歯を磨き、「遅刻遅刻〜」と言いながらネギをくわえて家を飛び出し、曲がり角で異性のネギにぶつかる。「どこ見てんだ!」とネギと言い争いした後学校に向かう。始業チャイムギリギリで教室に滑り込むと、転校生が来ると先生が言う。恥ずかしそうに入ってきたのは、先刻ぶつかったネギで…どう考えてもおかしいそんなわけはないそもそもネギに性別はないし言葉を発したりはしないし母は食べ物を粗末にしないで欲しい😡

 

 


オレンジの呪いをかけた犯人である武道場にしてもそうだ(何を言ってるんだこのアホはと思った人はオレンジの呪いという記事を見てくれ)。

 

床下がネギをこよなく愛し、ネギを常に摂取していたとする。そんな床下の口元に武道場が光を発する。直後、「ネギの味がするね!」という言葉を響かせながら笑顔で去っていく。

 

どう考えてもサイコパスだ。信じられない。別れ際に交際相手の口臭について言及しながら笑顔で去っていく人間は間違いなく呪われるべき存在だ。いや、確かに責められるべき行為を床下は武道場にしたが、だからと言ってあんまりだ。許してくれ。ネギを摂取した後はミンティアを5億個食うから許してくれ…。

 

 

 

 


長々と寄り道をしてすまない。とにかく床下はネギを愛しているのだ。その理由は、ネギが料理において、先述した「変化の種」となっているからだ。料理にネギを加えることで、変化が生まれる。床下はその変化がたまらなく愛おしいのだ。


ここまで来て結局味変の話かと憤っているそこのあなた、その憤怒と言う名の「変化の種」を大事にしたまえよ。

 

 

 

 

 


ところで床下はネギと同じくらい唐辛子を愛していてこの質問にネギと答えたのは単純に語感が良かったからであって正直なところ唐辛子が一番好きです。唐辛子なら曲がり角でぶつかってもいいかなとさえ思います。

 

 

 

 


そろそろ書くことがなくなってきたし何やら風邪っぽくて文章がまとまらないし読者の評価が唐辛子並に辛くなってそうなので今回の記事の結論を述べます。

 

 

 

硫化アリルよりカプサイシン!硫化アリルよりカプサイシン!!!!

(大事なことは二度言えと父に教わった)

オレンジの呪い

100の質問

1.好きな色は?

 

A.オレンジ

 

オレンジを愛しすぎている。

ファンタは断然オレンジだし、果汁グミで選ぶのは温州みかん味だし、初めて買ったケータイはオレンジ色だし、初めて買ったCDはORANGE RANGEのアルバムだし、SMAPで一番好きな曲はオレンジだし、チャットモンチーで一番好きな曲は橙だし、身につけている香水はオレンジ&バジルだし、旅館の朝食バイキングではオレンジジュースとヨーグルトばっかり摂取するし、学校の美術の課題では「俺んちのオレンジ」という今思えば顔がオレンジ色に染まるようなどスベりタイトルで絵を描いたりした。

 

そのぐらいオレンジを愛している。というかオレンジに取り憑かれている。物事にオレンジが関わってくると床下は正常な思考ができなくなる。


友人に緑色のビニールテープを買ってきて欲しいと頼まれたはずなのにオレンジ色を購入してしまい死ぬほど怒られたこともある(今となればそんなことで死ぬほど怒るなよO型のくせにと思う)
食後のデザートにブドウが出てきていらないと言った後にオレンジを食べて母親に死ぬほど怒られたこともある(今となればそんなことで死ぬほど怒るなよB型は仕方ねえなと思う)
留学経験のある金融業界を志望しそうな女子がオレンジを「オゥレンジ」と発音していたので「ここは日本だ、クニに帰れ」と言って死ぬほど泣かれたこともあった(今となればそんなことで死ぬほど泣くならやはりクニに帰ったほうがいいB型だしと思う)

 


とにかくオレンジという概念は床下にとって、何というか、凄まじい。最近は呪いなのではないかと思っている。いや実際、恐らく呪いだ。呪いをかけた奴の見当はついている。

 


高校生の時、好きな人がいた。腐れ縁で、何が好きかと問われると特筆して述べることはできないし喧嘩もよくしたが、居心地の良さは学校のPC室レベルだった(床下はこの表現をよく使うが他人に理解されたことは一度もない、何故だ)。
※以下「好きな人」を「PC室」とする。


しかし、告白はできずにいた。告白することで、PC室が解体されてしまうのではないかと恐れていた。PC室は青春を味わうような場所ではなく、サボるための場所だった。悩んだ挙句、床下はPC室はPC室のままで存続させるという決議を採択した。当時の床下は恋人は武道場みたいなもんだ(この表現も理解されない上に、武道場は臭いと言われる。恋愛もクサいだろ。)という固定概念に囚われていたからだ。そのような決議が出されて数ヶ月経った後、床下に恋人ができた。武道場が開設されたのだ。
※以下「恋人」を「武道場」とする。


新しくできた武道場は活気に溢れていて、それでいて嫌なにおいはせず、太陽をスプーンですくったかのように明るさに満ちていた。武道場は元気な声と笑顔が絶えず、床下はいつもそのとてつもない熱気にあてられていた。始めはPC室をPC室として留めておくためだけに武道場を開設したつもりだったが、当時から陰気くさい場所が好きだった床下さえも受け入れてくれる武道場の絶えることない光に惹かれていった。この光なら身を委ねてもいいと思い始めていた。


そんな矢先だった。PC室から「室内に武道スペースを設けたい」という旨のメールが届いた。床下は苦悩した。いつも明るい声が響く武道場のことを好きになってきたとは言え、その気持ちは長年床下が通いつめたPC室の言葉にできない安心感に敵うものでは無かった。そこに武道スペースができる。PC室にいながら青春を味わうことができる。なんたる朗報、同時に悲報。何故このタイミングなのかと憤りさえ覚えた。武道場を閉め武道スペースのできたPC室に入り浸るのか、PC室はあくまで怠惰の場であり武道場での活動を優先するのか、答えは二つに一つだった。


床下は迷った末、武道場を閉めることにした。武道場を閉めるに至った経緯を正直に全て公表した。その日だけは、武道場に笑顔は一つも無かった。申し訳ない気持ちで足早に武道場から出て鍵をかけようとした瞬間、武道場の光が自分の口元に触れた気がした。その刹那、「オレンジの味がするね!」という声だけが響き、武道場は明るい場所を求めるように去っていった。

 

偶然この前、街中で新たな光を纏った武道場を見かけた。武道場はあの時と変わらない元気な声で新たな人を迎え入れていた。ふと自分に武道場の光が射した気がして、床下はその光を遮るように人ごみに紛れた。自分勝手な意見ではあるが、今となっては武道場の光は床下には眩しすぎた。そんなことを思いながらBase Ball BearSEVENTEEN ROMANCEを口ずさんでいた。

 

人のいない車両 1年ぶりの
気まずい再会 2人目合わせない
中吊り見るふり 向かいの席の君
そっと見てみた 君は英単語帳見ていた
近づく俺の駅
覚えた感情 抑えつけて 何も言えないまま
君は これから何個の単語を覚えるんだろうか

 

 

 

自分で書いてて実際の武道場並に文章が臭すぎて具合悪くなってきたしメーンの女性陣に死ぬほど怒られそうなのでもうやめます(多分5年後くらいにそんなことで死ぬほど怒るなよ何型だよと思うと思う)

 

とまあこんな感じで、床下は武道場にオレンジの呪いをかけられてしまったわけです。呪いって怖いね。あーあ、今日はオレンジ買って帰ろ。

 

 

 

余談ですが、武道場を閉めた1年後「冷静に考えてPC室に武道スペースいらなくね?邪魔だし。」ということで解体されました。今となればPC室ではPC室なりの青春の味わい方があったはずなのにねと思いながら下の画像のシャアみたいになっている。ガルマ・ザビの方が好きだけど(機体がオレンジなので)。

 

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